『りょ、遼さん・・・あの・・・』
遼「ん?」
今日はダンスメンバーも来ているようだ。
ファッショナブルなスタイル抜群の男女がちらほらいて練習場を華やかにしている。
そしてその中の女子が数人、遼の後でそわそわしている。
『そ、そちらの人達って・・・新しいメンバーなんですか?』
そちらの人達・・・つまり桜館住人達。
気付けばこいつらを見てざわめきが起こっている。
女子達の中には可愛らしく頬を染めている子もいて・・・
(忘れてた。こいつら目立つもんな。)
ダンスメンバーを初め、ここには目立つ連中が集まってる。
だがやはり---
こいつらの注目度は別格だ。
『ヤバいよあの人たち!カッコ良すぎる!』
『眩しくて直視できないって---!』
『どうしよう、ドキドキしてきた!』
みんな可愛いなぁ。
でもね気を付けろ。
気軽に手を出すとコロッと食われるぞ!
『ヤバイでしょあの人達!』
『めちゃくちゃカッコいい。』
『すげー!あんなレベル見たことねぇよな!』
騒ぎは男子達にまで伝染していく。
遼「はいはいそこまでー!この人達は俺の友達でーす。今日は特別に練習を見学しに来てくれました。ちなみにカッコ良くなる方法なら後で俺に聞いてくださーい。」
意味不明な説明でメンバーを黙らせた遼。
さすがというかなんというか。
その後、遼は5人を壁際のベンチに連れて行った。
楓「ちょっとちょっと有希、すごいねあの人達!」
勇「マジですげーよ。俺も女子に混ざりたい。きゃーきゃー言いたい。」
「アホか。まぁ外見だけでこんだけ騒がれるのは本当にすげぇと思う。」
私ももしルックスにトキメク性格だったら・・・
きっとドキドキハッピーエブリデーを過ごしていたんだろうな。
(・・・・誰かに売ろうかな、この環境。)
ナイスアイデアじゃね?
すっげー高値で買って頂けそう。
売れたら京都旅行とか行きてぇな。
自分、京都大好きなんで。
遼「有希、どうする?もういけるか?」
「え、あ、うん。で、結局私の出番は3曲なんだよな?」
遼「歌ってくれるならもっと歌え。」
勇「そうだよーもっと歌ってよ。」
「いやいや3曲で十分。とりあえず、ソロのは大体覚えてるからコラボのやつをやりたい。」
遼「了解。じゃぁ翔太、勇気、楓。頼むな?ダンス組も合わせてみてくれよ。」
『『『『はーい!!!』』』』
さてさてそれでは
暴!ストレス発散といきますぜ!!!