なんか気になる

なんか気になる07 realReal





「そこ。」
「・・・。」
「そこで引かれたんだ。」
「・・・ふーん。」





公園に到着し柵に腰掛ける。

すると目の前の道を指差すあいつ。

それはどこにでもある普通の道だった。






「あのさ。」
「ん?」
「もしあの時・・・死んじゃったんだとしたら・・・どうなるのかな。」
「・・・。」







なんて答えたらいいか分からない。







そろそろ妄想も終わらせて欲しいと思う自分

こいつは本気で喋ってるんだと思う自分





二人の自分が頭の中で言い争ってる。

今にもパンクしそうだ。






(・・・。)






どうしたらいいか分からずチラッと横を見た。






だが、見なければ良かったと思った。







俯いてコンクリートを見ているあいつ。







その横顔が---あまりにも不安気で







「守ってやらなきゃ」なんて

意味不明な気分になってしまった。









「大丈夫なんじゃねぇの。」
「え。」







勝手に口が動いてた。







「何年も後の世界なんだろ。」
「・・・。」
「医療も今より進んでるわけだし。医者がなんとかしれくれてるだろ。」
「西本・・・」







こいつの言うことを信じたわけじゃない。






ただ、不安が少しでも小さくなればと思った。







「信じないんじゃなかったのか?」
「・・・信じてねぇよ。ただ妄想に付き合ってやっただけ。」
「そっか。それでも、サンキュー。」
「・・・別に。」







あいつがコツンと小石を蹴った。







それに釣られて横を見ると







嬉しそうな顔して笑ってた。











そして午後11時。









何か起こるかもと少しドキドキする自分

起こるわけがないと冷静に構える自分







そして何も起こるなと願ってる自分








少々複雑な心境で、静かに何かを待った。






























そして結局、何も起こらなかった。