なんか気になる

なんか気になる04 realReal







(変な女・・・)







やっぱりこいつは何か変だ。






普通の自分でいられるというか






居心地がいいというか







「西本。」
「なに。」
「教科書見せて。」
「は?」
「早退するつもりだったからさ。教科書なんも持ってきてない。」
「・・・・・机持って来い。」
「うす。」






世話は焼けるけど






一緒にいても嫌じゃない。






そんな気がする。







「西本ーー、開けてー。」
「・・・。」
「今日は野菜炒めを作ろうかなーなんて。」
「入れ。」






バイトから帰ってすぐの夕飯時

またもやあいつがやってきた。

そして2回目の夕飯は野菜炒めだった。






「お前さ、本当に料理やったことないの?」
「ない。」
「マジで?料理の才能あるんじゃないか?これ、すっげぇ美味い。」
「・・・そうか?」
「うん。」






味付けに挑戦してみた。
そしたら褒められた。






「・・・。」
「・・・。」






少しいい気分になった。






「なぁ。」
「なに。」
「どうやったら戻れると思う?」
「・・・さあな。」






食べ終わるのを待てなかったのか
食事中、第二回目の妄想作戦会議が始まった。



スルーした。



今日はちょっと疲れてるんだ。
今度気が向いたら付き合ってやる。





「はぁ・・・ごちそう様。」
「・・・。」





なんとなく元気が無いあいつ。

俺がスルーしたから・・・?
悪いことをしたような気になったので念入りに片づけを手伝った。





「にに、西本。いい今なんて言った?」
「え、今からでもいいだろ?」
「そうじゃなくて!この番組が・・・!」
「・・・歌番の生放送だろ。お前、歌とか聞かねぇの?」
「-----!!」





片付けの最中、歌番を見て独り言をこぼすあいつ。

それを見て録画を頼まれてたことを思い出した。
思い出して良かった、と思いながら慌てて録画ボタンを押した。







「ウソ・・・だろ・・・」







するとあいつはなぜか







歌番を見て放心してた。