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「・・・・・・・・・・・はぁ。」
誰の溜め息?
まぁ、私のだな。
「西本、もういいからそろそろ帰れよ。少しでも眠らないと辛いぞ。」
現時刻は-----午前、5時
辺りはまだ真っ暗だが立派な明け方だ。
今日は金曜だし通常通り学校もある。
ピチピチの高校生だからって徹夜で学校はきついはずだ。
「な?もう帰れよ。こんな時間まで悪かったな。
私は・・・
私はもうちょっと・・・ここにいるから。」
私は結局、戻れなかった。
11時から今に至るまで
私にも、私の周りにも何も起こらなかった
私が引かれたはずの道も
数台の車と2人の酔っ払いが通っただけ
それはもう
笑えるくらい何も起こらなかった。
もちろん予想はしてた。
何も起こらないかもしれない
戻れないかもしれない
その時はまた戻れる可能性を探そう。
そう思ってた。
でもやっぱり、期待もしてた。
期待しすぎて
絶対戻れると思い込んで
(バカだよな・・・)
期待の分だけ裏切られた時の絶望も大きい。
そんなこと、分かってたのに。
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