誰か、ウソだと言って

誰か、ウソだと言って13 realReal








「・・・・・・・・・・・はぁ。」












誰の溜め息?

















まぁ、私のだな。
















「西本、もういいからそろそろ帰れよ。少しでも眠らないと辛いぞ。」















現時刻は-----午前、5時










辺りはまだ真っ暗だが立派な明け方だ。

今日は金曜だし通常通り学校もある。

ピチピチの高校生だからって徹夜で学校はきついはずだ。










「な?もう帰れよ。こんな時間まで悪かったな。

 私は・・・

 私はもうちょっと・・・ここにいるから。」





























私は結局、戻れなかった。



















11時から今に至るまで

私にも、私の周りにも何も起こらなかった







私が引かれたはずの道も

数台の車と2人の酔っ払いが通っただけ









それはもう

笑えるくらい何も起こらなかった。










もちろん予想はしてた。


何も起こらないかもしれない
戻れないかもしれない


その時はまた戻れる可能性を探そう。

そう思ってた。








でもやっぱり、期待もしてた。








期待しすぎて
絶対戻れると思い込んで









(バカだよな・・・)









期待の分だけ裏切られた時の絶望も大きい。









そんなこと、分かってたのに。