誰か、ウソだと言って

誰か、ウソだと言って08 realReal






「はぁ・・・ごちそう様。」
「・・・。」






どうすればいいんだろ。





こんな姿になって丸一日以上経ってる。

このままじゃ時間だけが過ぎてく気がする。






(ま、明日だな・・・)






明日は確実に早起きして外に出よう。





「うわ、これっていつの映像だよ。」





野菜炒め完食。

またもや手伝うと名乗りをあげた西本と食器を片付け中、たまたまついていたテレビを見てビックリ。



見覚えあるなぁと思ったら、それは高校時代に夢中になってた歌手だった。
大分昔の映像だけど。




「全然顔が違うじゃん。やっぱ整形したんだな。」




食器を洗い終わってテレビの前に座り込む。


懐かしいなぁ。
すっごく好きだったもんな。

でも整形はちょっとショック。





「でも仕方ないか。女はでっかい目に憧れる生き物だし。私もお金があればなぁ。」
『ありがとうございました!いやぁ素晴らしい歌声でしたね!』
『そうですね!明日、8日はニューアルバムも発売です!』
『それは楽しみですね!』
『さあ!まだまだ番組は続きます!引き続き、生放送でお届けしまーす!』





「-----ん?」






アナウンサーの言葉にふと違和感。





だって「明日、8日」って言った?

あれ、今日って10日じゃないの?





いやいやその前に








生中継?








「あ、ああ・・・録画放送か。」





ビックリしたー。

どうやらミラクル続きで神経質になってる。
なんでもかんでもミラクルにしようとする癖がついてる。







だがしかし








「あ、ヤバイ。忘れてた。」
「なんだ!?」
「これって歌番の生放送だろ?黒田に頼まれてたんだよ。バイトで見れないから録画しててくれって。」
「---------。」





いつの間にか隣に座っていた西本。
今からでもいいよな、なんて言いながら録画ボタンをオン。





いやいやちょっと待って!





「にに、西本。いい今なんて言った?」
「え、今からでもいいだろ?」
「そうじゃなくて!この番組が・・・!」
「・・・歌番の生放送だろ。お前、歌とか聞かねぇの?」
「-----!!」








終わった。









なんかもう、色々と終わった。










「おい・・・大丈夫か?」










ミラクルには慣れたと思ってた。









でもやっぱり無理。









だってまさか









周りの時間まで若返ってる?