誰か、ウソだと言って

誰か、ウソだと言って03 realReal



「それでさ、どうやったら戻れると思う?」





チャーハン完食。

またもや手伝うと名乗りをあげた西本と食器を片付けた。




「コーヒーいるか?」
「いる。」




その後ずうずうしくコーヒーを二人分入れた。
そしてテーブルにお菓子を用意して準備完了。




第一回作戦会議、開始。





「それでさ、どうやったら戻れると思う?」
「・・・そろそろ帰れ。」
「思ったんだけどさ。もう一回トラックに引かれてみるとかどうだろ。」
「勉強したい。」
「よく映画とかであるだろ?同じことをしたら元に戻るって。」
「聞いてんのか。」
「それともあれか?階段から落ちてみるとか・・・うーん、でも痛そうだよな。」
「おい。」
「どう思う?」
「・・・。」





西本の目が怖い。

どうやらこの問題は自分で解決するしかないようだ。


それじゃあ・・・





「なぁ、ここって何町?」
「・・・A町。」
「じゃあ隣はB町だよな?」
「・・・ああ。」
「B町に城東高校ってあるか?」
「ある。」




そうか。




「南駅ってある?」
「ある。」
「その前に公園は?」
「あったと思う。」




なるほど。




全く知らない場所かと思ってたがどうやらそうじゃないらしい。




①B町の城東高校。

これは私が昔通っていた高校だ。
何か手がかりがある、とは思えないが行ってみる価値はある。



②南駅前の公園

これは私がトラックに引かれた場所のすぐ近く。
あまり行きたくは無いが行く価値は大きい。





「よし分かった!西本、今からちょっと付き合え。」
「絶対嫌だ。」
「・・・チッ。」
「舌打ちすんな。」





まぁ仕方が無い。

今日はこの辺にしといてやろう。





「今度は付き合えよ?」
「・・・気が向いたらな。」





よし。

それでは第一回作戦会議、終了。






「じゃ、帰るわ。」
「・・・。」
「勉強がんばれよ。」
「・・・。」
「明日の夜も飯作ってやろうか?」
「・・・頼む。」
「了解。」





グビッとコーヒーを流し込み

迷惑そうな、でもご飯は嬉しいなーみたいな複雑な表情の西本に手を振って






「お邪魔しましたー」






自宅(仮)に帰った。