「それでさ、どうやったら戻れると思う?」
チャーハン完食。
またもや手伝うと名乗りをあげた西本と食器を片付けた。
「コーヒーいるか?」
「いる。」
その後ずうずうしくコーヒーを二人分入れた。
そしてテーブルにお菓子を用意して準備完了。
第一回作戦会議、開始。
「それでさ、どうやったら戻れると思う?」
「・・・そろそろ帰れ。」
「思ったんだけどさ。もう一回トラックに引かれてみるとかどうだろ。」
「勉強したい。」
「よく映画とかであるだろ?同じことをしたら元に戻るって。」
「聞いてんのか。」
「それともあれか?階段から落ちてみるとか・・・うーん、でも痛そうだよな。」
「おい。」
「どう思う?」
「・・・。」
西本の目が怖い。
どうやらこの問題は自分で解決するしかないようだ。
それじゃあ・・・
「なぁ、ここって何町?」
「・・・A町。」
「じゃあ隣はB町だよな?」
「・・・ああ。」
「B町に城東高校ってあるか?」
「ある。」
そうか。
「南駅ってある?」
「ある。」
「その前に公園は?」
「あったと思う。」
なるほど。
全く知らない場所かと思ってたがどうやらそうじゃないらしい。
①B町の城東高校。
これは私が昔通っていた高校だ。
何か手がかりがある、とは思えないが行ってみる価値はある。
②南駅前の公園
これは私がトラックに引かれた場所のすぐ近く。
あまり行きたくは無いが行く価値は大きい。
「よし分かった!西本、今からちょっと付き合え。」
「絶対嫌だ。」
「・・・チッ。」
「舌打ちすんな。」
まぁ仕方が無い。
今日はこの辺にしといてやろう。
「今度は付き合えよ?」
「・・・気が向いたらな。」
よし。
それでは第一回作戦会議、終了。
「じゃ、帰るわ。」
「・・・。」
「勉強がんばれよ。」
「・・・。」
「明日の夜も飯作ってやろうか?」
「・・・頼む。」
「了解。」
グビッとコーヒーを流し込み
迷惑そうな、でもご飯は嬉しいなーみたいな複雑な表情の西本に手を振って
「お邪魔しましたー」
自宅(仮)に帰った。
誰か、ウソだと言って03 realReal
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