ここはどこ、私は・・・

ここはどこ、私は・・・16 real Real



「あのさ。」
「・・・。」
「お前は、神様ではないんだよな?」
「・・・・・・・・・・。」





そんな目で見るな。
ただの確認だよ確認。




「・・・違うけど。」
「・・・そうですよね。」




やっぱり違ったんだ・・・




「じゃあさ。お前は私に何が起きてるか知ってるか?」
「・・・何って?」
「だから、これ。」
「これって・・・なに?」





自分の顔を指差す私。
私の顔をマジマジと覗き込む神様。

そして数秒後、「ワケ分かんねぇ」と呟いた。







ちょっとだけ、落胆した。







ほんの少しだけど期待してた。

こいつは何か知ってるかもしれないって。
小さくてもいいから希望を持ちたかった。





だってこいつは目覚めて間もなく

しかも不可思議な現象が起きて初めて会った人間だったから。





もしかしたら同じ境遇なんじゃないかとか
もしくは私のような人間に良く遭遇する体質なんじゃないかとか





色んな理由を考えて、期待してた。






「お前、本当に高校生?」
「・・・そうだけど。」
「今まで交通事故にあったことは?」
「交通事故?チャリでこけたことはあるけど。」
「・・・。」






どうやらこいつは

本当に何も知らないらしい。






私のことも、私に何が起こってるかも知らないただの高校生。

ただの

綺麗な



お隣さん・・・








「あぁぁぁ・・・・・」
「え。」








がっかりだ。
がっかりし過ぎて座り込んだ。






だってもう・・・







お先真っ暗。








「な、なんだよ。」





心配してくれてるのか、少々焦った様子で座り込んでくる神様。


ていうか---





「なぁ、名前は?」
「は?」
「だから、お前の名前だよ。」






「・・・西本迅。」






しぶしぶ名乗る神様。

本名・西本。