ここはどこ、私は・・・

ここはどこ、私は・・・15 real Real




「このっ、偽者ヤロー!」
「・・・。」
「何が神様だ!何が寝れば戻れるだ!戻るどころか女子高生になっちまったじゃないか!」
「・・・。」
「神様じゃないなら違うって言えよ!変に期待しちゃったじゃないか!」
「・・・。」





奴の目の前に踏ん反り返る。
そしてビシッと指差し文句たれてやった。





「言ったけど。」
「なんだ!」
「最初に言ったぞ。神様じゃないって。」
「え!?」





い、言ったっけ!?





「大体神様ってなんだよ。 いるわけねぇだろそんなもん。」
「・・・。」





い、言い返せない。

そりゃ私だって心から神様を信じてるわけじゃないさ。
でも昨日はあんな状況だったし、お前があまりにも神々しくて・・・





「・・・・・。」
「・・・・・。」

「あ、あの、なんかごめん。」
「・・・。」

「昨日はその・・・ちょっと焦っててさ。勘違いした。」
「・・・別にいいけど。」





ふいっと目を逸らす神様。
私も釣られて目を逸らした。







「・・・・・。」
「・・・・・。」







き、気まずい。





チラッと奴を見ると無表情で遠くを見ている。





そしてその横顔はやはり、造形物のように美しい。





(すごいな・・・)





よくよく見ると本当に綺麗な人間だ。


切れ長の目
スッと通った鼻筋
形の良い薄い唇


そして均整の取れた長身の体


これじゃ神様に間違われても文句は言えない。





「・・・何見てんだよ。」
「え、お前の顔。」
「・・・気持ち悪ぃ。」
「なんだと。」





性格は悪いんだなお前。





「ま、でも、また会えて良かったよ。」
「は?」





ポンポンと神様の肩を叩いた。




本当に、また会えて良かった。




さっきは混乱してたけど

---私を知ってる奴に会えた

そんな気がして実はホッとしてたりする。
ま、昨日が初対面の知らない奴なんだけどね。





「・・・なんで良かったんだよ。」
「なんでって・・・なんでだろ。初めて会った奴だからか?」
「初めて?あぁ、引っ越してきてから?」
「いや、幼くなってから。」
「・・・。」





---ナニイッテンダコイツ

顔に書いてあるぞ神様。





「とにかく俺は授業に戻る。お前は保健室で妄想が覚める薬でももらって来い。」
「なんだとコラ。ていうか待て。」
「なんだよ。」
「聞きたいことがある。」
「聞きたいこと?」





ああそうだ。





お前には聞きたいことがたくさんある。