「このっ、偽者ヤロー!」
「・・・。」
「何が神様だ!何が寝れば戻れるだ!戻るどころか女子高生になっちまったじゃないか!」
「・・・。」
「神様じゃないなら違うって言えよ!変に期待しちゃったじゃないか!」
「・・・。」
奴の目の前に踏ん反り返る。
そしてビシッと指差し文句たれてやった。
「言ったけど。」
「なんだ!」
「最初に言ったぞ。神様じゃないって。」
「え!?」
い、言ったっけ!?
「大体神様ってなんだよ。 いるわけねぇだろそんなもん。」
「・・・。」
い、言い返せない。
そりゃ私だって心から神様を信じてるわけじゃないさ。
でも昨日はあんな状況だったし、お前があまりにも神々しくて・・・
「・・・・・。」
「・・・・・。」
「あ、あの、なんかごめん。」
「・・・。」
「昨日はその・・・ちょっと焦っててさ。勘違いした。」
「・・・別にいいけど。」
ふいっと目を逸らす神様。
私も釣られて目を逸らした。
「・・・・・。」
「・・・・・。」
き、気まずい。
チラッと奴を見ると無表情で遠くを見ている。
そしてその横顔はやはり、造形物のように美しい。
(すごいな・・・)
よくよく見ると本当に綺麗な人間だ。
切れ長の目
スッと通った鼻筋
形の良い薄い唇
そして均整の取れた長身の体
これじゃ神様に間違われても文句は言えない。
「・・・何見てんだよ。」
「え、お前の顔。」
「・・・気持ち悪ぃ。」
「なんだと。」
性格は悪いんだなお前。
「ま、でも、また会えて良かったよ。」
「は?」
ポンポンと神様の肩を叩いた。
本当に、また会えて良かった。
さっきは混乱してたけど
---私を知ってる奴に会えた
そんな気がして実はホッとしてたりする。
ま、昨日が初対面の知らない奴なんだけどね。
「・・・なんで良かったんだよ。」
「なんでって・・・なんでだろ。初めて会った奴だからか?」
「初めて?あぁ、引っ越してきてから?」
「いや、幼くなってから。」
「・・・。」
---ナニイッテンダコイツ
顔に書いてあるぞ神様。
「とにかく俺は授業に戻る。お前は保健室で妄想が覚める薬でももらって来い。」
「なんだとコラ。ていうか待て。」
「なんだよ。」
「聞きたいことがある。」
「聞きたいこと?」
ああそうだ。
お前には聞きたいことがたくさんある。
ここはどこ、私は・・・15 real Real
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