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「ヨロシク佐野。俺、黒田。名前は聞かないで。」
「え?あ、ああ、ヨロシク。」
マイ席に着く直前、前の席の男子から自己紹介された。
栗色のサラサラヘア。
軽く手を上げられたので反射で応えてしまった。
それにしても名前を聞くなって・・・
聞く気もないけど変なヤツ。
「あ、あのっ、俺、大崎アラタ。ヨロシクっす!」
「え?あ、ああ、どうぞヨロシク。」
「え、えへへっ。」
「へ?へ、へへ。」
席に着くと左隣の男子に話しかけられた。
ふんわり茶髪の小動物系。
ちなみに笑いかけられたんで笑い返してみた。
「佐野彰です。ヨロシク。」
前の黒田にも左の大崎にも挨拶をもらったので、なんとなく右隣の人にも挨拶を、と思った。
まぁ大人の常識だな。
人間関係を円滑に保つ秘訣はまず前後左右に社交辞令---
「か---かかかかっ-----!!?」
思わず、叫んだ。
「どうした佐野。何か面白いことでもあったか?」
ふざけんな橘。
今のは笑ったんじゃない!
「か、神様-----っ!」
そう、神様だ。
右隣に座っていたのは
驚いた顔でこっちを見ている
昨日のデタラメ神様だ。
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