「・・・人違いじゃないっすか。」
とりあえず一回睨んで玄関を閉め---
「ぎゃぁぁ!!」
「てめぇ!わざわざ迎えに来てやったのになんだその態度は!」
でっかい手で頭を鷲掴まれた。
「な、何すんだー!!」
「10分だけ待ってやる!さっさと準備しろ!」
「じゅ、準備って何の!」
「ふざけてんのか!学校に行く準備だろ!」
「がっ---」
学校ですと!?
「何ビックリしてんの。お前、今日から城南高校に転校だろ?」
「・・・は?」
「だから転校だよ。城南高校の2年7組。で、俺はお前の担任の先生。」
「・・・。」
(転校・・・高2・・・城南高校・・・?)
突然現れた担任の先生を名乗る男。
マジマジと顔を見てもやはり見覚えが無い。
だが、こいつの言葉に引っ掛かりを感じた。
なぜなら私は、城南高校を知っている。
それに高校2年時には確かに転校を経験。
転校先は城南ではなく城東高校だったけど。
「ほら、さっさと準備して。俺はここで待ってるから。現国、化学、日本史の教科書も忘れんなよ。」
「え?うわっ!」
---バタン
背中を押されて部屋に押し戻された。
「どう、なってんだ・・・?」
思わず独り言。
「ぼーっとするな!顔洗って歯磨いて着替えろ!出来れば髪をとけ!」
「-----!」
外から叫ばれた。
(どうしよう・・・)
転校って、一体何の冗談だよ。
高校なんて何年も前に卒業してるのに。
まぁ、それは後で考えよう。
(どう、する・・・?)
このまま鍵を閉めて無視するべきか?
状況が分からないまま動き回るのは危険だし、この姿でうろちょろするのもね・・・
迷子になったらその場を動くなって誰かが言ってたし。
でも部屋に閉じこもっててどうなる?
このまま部屋にいても何も解決しない。
当然何が起きてるのかもどうすれば元に戻れるのかも分からないままだ。
それに信用するしないは別として「橘」は私を知ってるようだし・・・
①家に篭って戻れるのをじっと待つか
②外に出て戻れる方法を探してみるか
二つに一つ----
ここはどこ、私は・・・11 real Real
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