ここはどこ、私は・・・

ここはどこ、私は・・・03 real Real




「・・・は?・・・・・?」






何の音も無い静寂な部屋に一人。
ベッドに正座したまま軽く放心。






とりあえず落ち着いて整理してみよう。






①事故に合ったのは間違いないと思う。
②怪我が無かったのは・・・まぁ、喜ぶべきだと思う。
③じゃあ何が起こったのか。





それがさっぱり分からない。






「あ、分かった。」





もしかしてこれ、夢だろ。

やっぱりね。
そうじゃないかと思ったんだよ。




「・・・痛い。」




頬を抓ったら痛かった。
どうやら夢じゃないらしい。




「じゃあまさか、ここって天国?」




いやいやない。

こんな汚いワンルームがまさか。
ていうかこんな天国イヤだ。






じゃあなんだ。






天国でも夢でもないってことは・・・
昨日のトラックも今この部屋にいるのも現実?




トラックにふっ飛ばされて都合よくこの部屋に到着したとでも?

しかも無傷のまま?
そんなバカな。






「とりあえず電話しよ・・・」






分からないことは考えるだけ無駄だ。

何はともあれ生きてるようだし良子に電話してみよう。

昨日の夜は一緒だったんだ。
あいつに聞けば何か分かるだろ。





「携帯、ケータイっと。」





生きてたことをいいことにすっかり落ち着きを取り戻した私。
枕を持ち上げ布団を持ち上げ、鼻歌交じりに携帯を探す。






だがしかし---








「あ、携帯はっけー-----んっ!!?」








ベッド横にあるテーブルに携帯を発見。

そしてそれに手を伸ばし身を乗り出した瞬間







せっかく取り戻した落ち着きが

あっけなく砕け散った。










「なな、なんじゃこりゃぁぁーーー!!」