ナ・イ・ト・ワ・-・ク Part2

ナ・イ・ト・ワ・-・ク Part2—–14 SAKURA∞SAKU second

・・・・・・いや違う。

ちょっと待て。
ストップストップ。

これじゃ振り出しに戻っちゃったよ。

 

「え・・・じゃぁ私はどうすればいいんだよ。」
要「お前?そりゃー・・・・・」
「--------。」

 

要「俺のことを好きになるよう努力しろ。」

 

「・・・。」

 

思い切り睨んでやった。

真面目に答えてくれ。
私は真剣なんだ。

 

要「今のは俺の本音ね。」

 

ほ、本音、そうか。

 

要「で、大人の意見としては、少しずつ壁を崩せばいいんじゃねぇの?」
「・・・・・壁?」
要「俺も・・・癪だがあいつらも、お前のこと全部受け止められるくらいお前を想ってる。だから怖がらなくていいんじゃねーの。」

 

は、恥ずかしいこと・・・・
サラーっと言っちゃうんすね。

 

「・・・・・・・お父様。」
要「そのポジションはいらねぇよ。」

 

そっすか。

 

要「言っとくけどあいつらのことは一切応援してないから。俺は俺の応援しかしてねぇからな。そこんとこ宜しく。」
「宜しくってお前・・・」

 

 

要「お前は、女だ。」

 

 

あー、また狂ってきた。

 

 

・・・・・・いや、ちがう。

ずっと狂わされてたんだ。

 

頭の中も
心臓も

 

だって

 

 

 

 

ドキドキすんだよ。

 

 

 

 

「要。」
要「ん?」
「サンキューな。」
要「だからー、ご意見番のポジションもいらねぇの。」
「分かってる。」

 

寒くなってきたし
これ以上狂わされたら心臓がドラム化しそうだし

ってことで家に帰ることにした。

 

 

リビングに入ると連中は何故かお怒りムードで、要は真樹と孝に追い詰められていた。

 

 

そして私は・・・・・どれくらいぶりだろう。

 

 

累「え、飲まなくていいの!?」
純「姫、大丈夫なの?」

 

 

 

 

飲まずに眠れたんだ。

 

 

 

 

 

 

-------ナ・イ・ト・ワ・-・ク Part2(完)