こんな始まり方

こんな始まり方 007~Loveholic



「---私、もうッ」




体が疼いて仕方なくて
もっと大きな刺激が欲しくて気が狂いそうで

苦しくて苦しくて、無意識に手を伸ばした。




「お願いっ---奏太ッ・・」

「---------っ--」

「早く---おかしく、なるっ」

「楓、さん・・」




伸ばした手に指が絡まる。

そして少し頬を染めた綺麗な顔が近づいてきて

目を合わせたまま唇が重なった。




「んっ、んぅ-----っ!」




唇を奪われたまま再開される律動。

待ち望んだ快感に身体中が歓喜する。




「楓さん、気持ちいい?」

「・・ぁっ--気持ち、いッ・・・!」




コツン、と額を合わせながら問いかけられる。

もはや恥ずかしがる余裕すらない。

素直に応えるといっそう動きが激しくなった。





「は、ぁっ---ァッ!」

「---楓さん、絞めすぎ・・」





絶頂が近いのか、奏太の声にも余裕がない。


でもそれは私も同じ。

さっき逃した快感の波が再び熱を帯びて押し寄せてくる。




「奏太ッ--ダメ・・・も、私っ---!」

「うん、俺も・・・」




フワリと頬を撫でられて上を見上げる。

すると、熱っぽい瞳と目が合った。






(あぁ・・・もうダメだ・・・)






ついさっきまでただの仕事仲間だったのに
ただのできる後輩だと思ってたのに



余裕無く寄せられた眉根も
キュッと結ばれた唇も

そして輪郭に沿って流れる汗さえも




奏太の全てが---





「ぁっ--ぁ、ああッ----!」





逞しい腕が背中に滑り込み、強く抱きしめられる。

それと同時に更に強く、早くなる律動。


蹂躙するように激しく奥を突かれて
感じさせるように上壁を撫で上げられて





「奏太----っ・・!」





抗いようの無い快感に





追い詰められてしまう