こんな始まり方

こんな始まり方 005~Loveholic




「ハァッ、ハァッ----」




目の前がチカチカする
呼吸も治まらなくて体が重い--



私、本当にイッたんだ



桐山の前で

しかもこんな簡単に・・・




(なんで・・・)




私ってこんなにイきやすかったっけ?
ここまで感じやすい体だったっけ?

ううん違う、そんなこと--





「ぇ・・あっ---!」





まだ息も整ってないのに
再び奥に入り込んだ指が動き出した。





「ゃッ---やぁ---ダメ・・・!」

「・・・考え事ですか?」

「ちょ---桐山っ・・ぁっ!」

「余裕ですね。」





不機嫌そうな声とともに、痙攣の治まってないナカを長い指がぐるりと掻き混ぜる。


そして溢れた蜜を絡ませた親指で

すっかり固くなった突起を、舐るように撫で上げてきた。





「----あぁっ!----ゃ、やぁッ---!!」





ビクンと背中が仰け反る。

イッたばかりの体には強すぎる刺激。

たまらず逃げるように身を捩った。

けど--




「-------ッッ!?」




逃がさないつもりか。
グッと腰を引き寄せられた。




そして無防備なソコを




まるで転がすように愛撫される・・・





「ダメッ---ぁ--あ-----------------ッっ!!」





二回目の絶頂はすぐだった。



そしてさっきよりもずっと



ずっと、深い---





「楓さん・・・」

「ハァッ、ハァッ----ァッ、ぁ---!」





重たい瞼を開くとこっちを見下ろす桐山と目が合った。



切れ長の凛々しい目
すっと通った鼻筋
形のいい薄い唇

相変わらず綺麗に整った顔・・・




でも眉根を寄せたその表情はとても切なそうで




寒気を感じさせるほどに、色っぽい。




(やだ---ちょっと----)




確かに桐山はいい男だと思うけど
私だって簡単に心を奪われるほど子供じゃない




でもそんな顔を見せられたら




さすがにドキッとしてしまう





「・・・煽ってるんですか?」

「え?」

「顔が赤い。」

「-----っ!?」





とっさに横を向いて顔を逸らした。

だって顔が赤い?
そんなバカな。





「・・こ、こらっ!」

「・・・・・・。」

「桐山っ---」

「・・・・・・・・・・・・・。」

「---ぇっ・・?」





また指が動き出した--

と思ったらなぜか引き抜かれていった。




(・・・・・終わり?)




ホッとしないといけないんだろうけど・・・

なんだか体が疼いて辛い。





「そんな顔しないでください。」

「・・・・・。」

「もっと焦らしてやりたかったんですけど・・・」

「・・・え?」

「さすがにもう-----我慢できません。」

「?」





桐山を見るとなぜか困り果てた様子。

そしてフワリと私の頬を撫でて
自分の浴衣の帯をゆっくりほどき始めた。





「----っ!」





あらわになった桐山に思わず息を呑んでしまった。


くぼんだ鎖骨のライン
男らしい広い胸板

細いと思ってたけど意外に逞しくて
そして均整の取れた綺麗な体に、遠慮なく心臓が跳ねた。





「・・・っ・・」





全てを脱いでベッドの下に服が落とされる。




そして視線を合わせたまま膝裏に手を滑り込ませて

ゆっくりと足を開かせていく。






---最後のチャンス






そう・・・止めるなら今が最後のチャンスだと思う。

ムリにでもここで終わらせないと

きっともう、後戻りは出来ない。



でも--





「---ッ・・んっ---!」





秘部に自身を滑らせて、慣らすように蜜を絡み付けていく。


そのじれったい刺激にすら感じてしまって

止めるどころか抵抗すらできない---






「楓さん、すみません。」

「・・・ッ・・」



「優しくしてあげたいけど・・・」

「?」



「俺・・・全然余裕ないです。」

「・・ぇ?」





心底すまなそうに謝る桐山。




そして次の瞬間




私の蜜に濡れたソレが





奥まで一気に割り入ってきた。