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「孝ってあんなに細いのにすっげぇ力あんだな。そういえば昔殺されかけたことがあったような・・・今更だけど逆らうのは止めよう・・・・」
遼「・・・・・・・・・・・・・。」
「要も真樹もケンカ強そうだよな。私も力弱い方じゃないと思ってたけど、やっぱ男ってだけで強いもんなんだな。」
遼「・・・・・・・・・・・・・・。」
「そういや遼も昔は良くケンカしてたなぁ。お前もやんちゃボーイだったけど、人間落ち着く時が来るもんなのかねぇ。」
遼「・・・・・・・・・・・・・・。」
「・・・遼?どうした?」
遼からの反応がない。
まぁ独り言みたいなもんだから別に返事はいらねぇんだけど。
遼「・・・有希。」
「ん?」
いつの間にか車に到着。
と思ったらやっと遼が口を開いた。
「なんだ?どうした----」
遼「キスしていいか。」
「ん?・・・・・・・・んん!?」
(な・・・・なんですと!?)
衝撃発言に思わず遼を見上げる。
だって----
え!?
遼「あー・・・・・・間違えた。キス、するからな。」
「え、-----っ!」
車に向かっていた視線がゆっくりと下りてきた。
まっすぐ向けられるソレ。
なんだか吸い込まれそうで・・・
体が、動かない・・・
「え----ちょ---」
固まる体に伸びてくる手。
そして背中に回った大きな手に
強く、優しく引き寄せられた。
そして・・・
(ぅ・・・・・・ぁ・・・・・)
押し付けられた唇は
熱いけど・・・
すっげぇ、優しい・・・
まるで-----遼そのもの
そんな感じがする・・・
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