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遼「お前、ここに住んで変わったよな。」
「------はっ?」
こ、今度はなんだ?
遼「ずっと見てきたから分かるよ。こいつらと一緒にいて安心してんだろ?最近落ち着いてきたし、それに・・・女らしさが戻ってきたと思う。だから俺も、男に戻ろうと思った。」
「・・・・・。」
遼「でも今まで通り、お前のことちゃんと守るからな?安心しろよ?」
「------っ!」
さっきと同じ・・・
いや、さっきよりもずっと優しく微笑む遼。
(ちょ、ちょっと・・・・)
お前-----本気、なのか?
遼「そんでもってお前も俺を好きになれよ?こんな野獣共なんかにお前はやんねぇからな----ってぇ、殴るなよー。」
「・・・・・・。」
あまりの衝撃に言葉も出ない。
マジなのかドッキリなのか・・・
未だにどっちを信じればいいのか分かんねぇ。
でも真っ直ぐ見つめてくる目は真っすぐで
そして、すごく・・・・・・優しい・・・
遼「そういうわけだからさ、お前もそろそろ女に戻れよ。」
「-----え」
女に-----------戻る?
遼「すぐに変わる必要はないけどよ。もう・・・怯えなくてもいい。必ず守るから。」
「・・・・・遼・・・」
マジか、ドッキリか・・・
いや、もう
そんなことはどうだっていい
要「あー、これは遼のせいだからな。」
遼「えっ・・・えぇ!有希!」
真「遼・・・・」
孝「・・・・・・・。」
遼「ちょ-----孝!?怖い止めて!お前の沈黙は怖い!!」
昨日といい今日といい・・・
なんでだよコノヤロー。
でも止められねぇんだよ。
次から次に、勝手に出てくる・・・・
「------っ----」
人前で泣くなんてカッコ悪ぃ・・・
「・・・・弱く・・・なった・・・な・・・っ・・私・・・」
遼「弱くていいんだよ。女の子なんだから」
「-----っ----ぅー!」
ぽんぽんと頭を撫でてくる遼。
やめてくれよ優しくすんな。
涙・・・・・止まんなくなる。
純「姫・・・・・可愛い。」
累「・・・・・女の子だもんな。」
累たん、私は元々女の子です。
要「今度は俺が泣かせてみようっと。」
真「ふーん、泣かせるのもなかなかだな。」
孝「・・・おい有希、泣くのは俺の前でだけにしろ。」
遼「・・・なんか心配になってきた。」
今更遅いわ、遼。
「-----ぅぅ・・・サンキューな・・・野獣共。」
真「・・・一言多いんだよ。」
要「全く。」
「---っ---ゴメンよ----」
孝「泣くのか喋るのかどっちかにしろ。」
「すみ---ません---っ---」
遼「ほんと、可愛くなっちゃって。」
「・・・・・うる・・・せぇ・・・」
なんと言われようがどうでもいい。
------嬉しい
これしか・・・・ねぇよ。
「サンキュー・・・皆。」
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