スポンサーリンク
いいなぁーの犯人は
遼。
「いいなぁーって・・・なにがいいってんだよ。」
遼「うん。そうだよな・・・・もういいよな。」
「え・・・・どしたの。」
遼「どしたのって。皆のこと見てたらそう思った。それに・・・そろそろいいかなーって。」
「・・・・・・は?」
何言ってんだお前。
壊れた?どっか壊れたのか?
遼「俺もそろそろ男に戻るよ。」
「男に戻る?え、何それ。さっぱり意味分かんね----」
遼「俺、お前が好き。」
「だから--------」
----は?
遼「ずーっと前から。」
「・・・・・・・へ・・・」
遼「女の子として。」
「・・・・え・・・?」
遼「お前が、好きだ。」
「・・・・・・・・・・・・・。」
好き・・・・・・?
------好きって
なんだったっけ・・・
純「・・・固まってるよ、姫。」
要「そりゃそうでしょ。何年友達として付き合ってきたと思ってんだ。」
真「そんな奴から言われたらなぁ。まぁこうなるだろ。」
孝「そんなもんか?」
累「おい遼!どうにかしろよ。」
遼「どうにかしろって・・・もう・・・仕方ねぇな。」
要の隣に座ってた遼。
参ったなとでも言いたげに立ち上がり、のろのろとこっちに近づいてくる。
そして視線が繋がったまま私の前に座り込んだ。
遼「・・・有希。」
ニコッと微笑む悪友。
昔から見慣れたそれにホッとする。
そしてそのまま遼の顔がゆっくりと近づいてきて
奴の唇が
私の唇に・・・
(-------え。)
え・・・・!?
なな----なんで!!??
「※!×▽※□÷ッッ!!!!!」
遼「ぷぷーっ!なにその反応!い----ってぇぇ!」
累「調子に乗んなぁ!」
純「バカ遼!もっと変になっただろ!!」
遼が!?
遼が--------なんだって!?
遼「だからぁ、俺はお前が好きなの。」
「--------!」
心読まれた!
じゃなくて!
「まま待て待て待て待て!ぉぉおお前!そんなこと今まで一言も!」
遼「言わなかったぞ?それがなにか?」
「そそそそんなっ・・・!」
遼「言わなかったけど好きだったの。好きだからって言わないきゃいけない決まりなんかないだろ?」
「そ!それはそうですな!」
遼「だろ?あーもう、緊張したぁ。心臓バクバク。」
「は?」
累「え、緊張してたのか?全然見えなかったけど。」
純「全く・・・急に言うから俺の方が緊張しちゃった!」
なななにこれなんなんだこの展開。
まさか最新のドッキリか!?
長っ!仕掛けに何年かけてんだよ!
いやいやドッキリだろうがリアルだろうがどうだっていい・・・
もうヤダ。
もう無理・・・
「助けてあっ子ちゃぁぁぁぁん!!!!!」
遼「何言ってんだお前。」
それはこっちのセリフだぁ!!
お前のせいでめちゃくちゃ混乱してんだよ!
願わくばテーブルに頭ぶつけて気絶したいっすよ!
スポンサーリンク