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(やべぇ・・・)
柔らかい唇の感触も
手に吸い付くような綺麗な肌も
小さく漏れる吐息も
有希の全てに煽られる。
全てが、愛しいと思う。
------愛してる
頭ん中、それ以外考えられねぇ。
「----は、ぁ・・・ぁっ・・・」
感じてるのか、それとも俺から逃げようとしてんのか。
何かを受け流すように有希の体が仰け反る。
その背中に手を回し、肌蹴た胸元に舌を這わせていく。
「・・・ぁ・・・・こ、う----」
「・・・・・・!」
呼吸の合間に俺の名前を呼ぶ唇。
ただ名前を呼ばれただけ。
だがそれだけで---
胸が痛いほどに熱くなる。
可愛くて
愛しくて
堪らねぇ・・・
「有希・・・・」
俺の服を掴む有希の手を取る。
そして指を絡みつけるように手を重ね合わせた。
するとそれに応えるように・・・
小さな反応が返ってくる。
「--------っ」
まるで体中に電気が走ったみたいだ。
ただ・・・
ただ手を握り返されただけで。
全てが満たされたような気がする。
「愛してる・・・・・有希。」
今は体よりも唇を重ねたい。
なぜかそう思った。
「----んっ・・・・・ん・・・」
逃げる舌は相変わらず。
だが、ゆっくりと、何度も唇を重ねた。
-----このまま時間が止まってしまえばいい
バカみたいなことを本気で願ってしまうほどに
この瞬間を手放したくない---
(---------!?)
突然、流れ込んできた違和感。
すぐに身体を起こし有希を見ると
「お前・・・」
有「・・・・・っ・・・・・ぅっ----」
(涙・・・・)
心臓が-----止まったかと思った。
生きてきた中で
一番ショックで
最高に後悔した。
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