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---透が欲しい
それからの俺は正に、歯止めを失った獣。
透を引っ張り寝室に連行。
電気をつける余裕も無くそのままベッドに押し倒し
抱きたいと宣言し唇を奪って、奪って
とことん奪って・・・
正直言って
何をしたかあまり覚えていない。
柔らかな肌に舌を這わせ
感度のいい体の反応を愉しんで
---俺を求めろ
そればかり考えてた。
だが、快感に身を捩る艶かしい姿に煽られて
俺の手や唇に乱れる様子が可愛くて堪らなくて
求めさせるつもりが
いつの間にか透に夢中になってた。
ただ、前回のような展開になるのは絶対嫌だ。
俺に怯えてたわけじゃなかったとはいえ
この前のように全面拒否されたら二度と立ち直れない自信がある。
「透。」
透「嫌だ---晋っ!」
「怖がるな、大丈夫だ。」
透「----ッ--!」
---怖がらせない
---優しくする
これだけは忘れるなと自分に言い聞かせ
透「んぅっ!」
安心させる為にこいつの好きなキスを何度も落とし
暴発寸前の理性を捩じ伏せながら
透に、触れた。
その結果---
透「はぁッ、はぁッ・・・ぁッ---」
「・・・・。」
力なくベッドに沈み込む華奢な体
激しく上下する形の良い胸
軽く開いた唇はほんのり濡れていて
か細い光に照らされたそれらはヤケに色っぽい。
透「ハァッ、ハァッ---ぁ・・・晋っ・・」
「・・・。」
透「も・・・ム、リ---ッ・・・」
「・・・。」
息も絶え絶え、恨めしそうに睨んでくる。
覚えてないくらいイかせたからな。
睨まれても仕方が無い。
透「----ぁっ・・んッ・・・!」
ゆっくりと秘部から指を引き抜いていく。
するとビクッと腰を震わせ、切なそうに吐息を漏らす。
その様子はなんとも、エロい・・・
透「ハァッハァッ---ぁ、ぅッ・・・」
指を引き抜くと再び脱力する透。
そして目を細めて力なく見上げてくる。
(そんな目で見るな---)
今にも快感に呑まれそうな恍惚とした瞳
何度見ても、ゾクッとする。
(・・・もう、ダメだ。)
透「晋ッ--も・・・や、めッ---」
体力、気力共にギリギリなんだろう。
すがるように俺の服を掴み
潤んだ瞳で必死に限界を訴えてくる。
しかし
そんな可愛い透に煽られ続けた俺も
もういい加減
限界だと思う。
透「もう---ダ、メ・・だッ・・」
そう・・・だよな。
確かにもうダメだ。
これ以上はもう、我慢が出来ない。
出来ないというか我慢したらいけない気がする。
我慢し続けたら病気になるような気がする。
(そろそろ・・・いいか?)
できる限り優しく触れた。
何度もイかせた。
怖がられてはない、と思う。
求められてもないが拒否されてもない、と思う。
だからそろそろ、お前を---
「透・・・」
俺は今
激しく興奮してる。
透「晋ッ・・・」
特別美人でもない。
特別可愛いわけでもない。
特別なのは男らしさのみ。
そんな透を抱きたくて
自分だけのモノにしたくて
どうしようもなく欲情している。
(なんだよ・・・)
今日はマジで心臓の調子がおかしい。
今から透に・・・
そう思うと再び激しく鼓動が暴れ始めた。
しかも今度は、なぜか胸が痛い。
(-----?)
息苦しいというか
ズキズキするというか
(なんだ・・・これ・・・)
ここまできて体調不良か?
それとも・・・
透に触れると誰もがこうなるのか?
鼓動が乱れて
体が熱くなって
透に触れる男は皆、こうなるのか?
「わけ、分かんねぇ・・・」
透「---ッ・・ぇ・・・?」
透がおかしいのか俺がおかしいのか
まぁ、そんなことはどうだっていい。
とにかく俺はもう
我慢が出来ない。
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