やややや止めてくれ・・・・・
少し休憩を入れてはもらえないだろうか!
だってお前----
孝が私を-----すす、好き・・・・・・・・だとぉ!?
いやいやないない有り得ない。
だってこいつは「お前は俺に惚れる」だなんて催眠術めいたこととか言ってて・・・
あ、もしや自分に催眠かけちゃった?
もー、ドジなヤツー。
(・・・・・・・・。)
違う、違うよな。
ゴメン、反省した。
こいつが私を女として見ててくれてたなんて、全く予想すらしてなかった。
なんせ読めない男NO.1、俺様孝様だ。
それに認めるのは不服だが私だって色恋に敏感な方じゃない、と思う。
正直、好きだとか惚れてるとかそんなのは良く分からない。
でもさっきのこと思い返すと・・・
大切だと想ってくれてるんだってのは良く分かる。
(うわ---ちょ、ちょっと・・・なんか-----マジで恥ずかしいんですけど。)
さっきまで涙が止まらんなんて焦ってたってのに・・・
涙なんか一瞬で引っ込んだ。
おまけに震えまでぶっ飛んじまっ---
「-----あぁっ!!」
思わず孝を見上げる。
孝「・・・・・・なんだよ。」
そ、そういえば・・・・・
「な、なぁ・・・・あいつ・・・死んだ?」
あいつ。
つまり-----あのガキのことだ。
孝「・・・・・せっかく浸ってたってのに。あんなヤツの心配かよ。」
「だだ、だってお前-----!」
せっかくお浸りのところスミマセンけどね。
思い出しちゃったんすよ。
孝様がガキをその・・・
やっちまった時の様子を。
孝「あのくらいで死ぬわけねぇだろ。」
「あのくらいってお前・・・」
この細身の体のどこにあんな力が隠されてんだ?
スーパーマンだよ。
スーパーDr.俺様モデルマン!
もう強ぇのか弱ぇのか分かんねぇよ!
いやいやそんなことはどうでもいい!
本当は-----私が止めなくちゃいけなかったんだ。
でも情けないことに動けなかった。
瀬尾が止めてくれてくれなかったら・・・
一体どうなってたことか。
「・・・・・瀬尾に止められなかったら?」
い、一応聞いてみよう。
孝「・・・・・・・。」
ここ怖い!
怖いぞその沈黙!!
孝「仕方ねぇだろ。お前を泣かせたんだからよ。」
へ・・・
孝「好きな女泣かされてキレねぇ男がいるのかよ。」
「ぶっ!!!」
孝「ん?」
こ、孝様?
一体どうしちゃったんすか?
なんか開いたんすか?
覚醒しちゃったんすか?
そんな恥ずかしい言葉をペロリンチョ---
孝「だから、好きな女・・・」
「だあぁぁぁぁ!そっそうだ!お前は怪我してねぇの!?」
覚醒してる!
何かの扉をフルオープンしちゃってる!
孝「怪我?するかよ。怪我してんのはお前だろ。」
「・・・・・え、私?」
孝「手見せろ。」
「え・・・・あぁ、これか。」
そういえば捻ってたんだった。
忘れてた。
「・・・・・なんでそんなの持ってんの。常備してんのかよ。」
さり気なく救急セットらしき物を用意する孝。
さすが医者というべきか?
孝「そんなわけないだろ。お前が風呂に入ってる間にフロントに頼んだ。」
「な、なるほど。」
孝「風呂から上がって手当てするつもりだったんだが・・・お前がソファーを持って帰るとかワケの分からんこと言うから。」
「・・・・・。」
あ、あの時手当てしてくれようとしてたんすね。
バカですね・・・・私は。
孝「こっちの手は・・・しばらく動かさねぇ方がいいぞ。」
「・・・あぁ。」
捻った左手首。
落ち着いてきたらジンジン疼く。
孝「唇は・・・切れてたんじゃなかったんだな。」
「唇?・・・あぁ、あれはあいつの血だ。」
孝「・・・・・。」
孝の指が---
優しく唇をなぞる。
「本当だぞ。私は怪我してないから---」
孝「キスしたい。」
「そう------え!?」
なな・・・・なんですと!?
孝「だが・・・・・今は我慢する。」
「そ、そうだな!」
孝「落ち着いたら俺が消すからな。」
「はぁ!?」
孝「だから---」
「わわ分かった分かった!それ以上言うな!」
こ、孝様あんた・・・
手に負えん!!!
ナ・イ・ト・ワ・-・ク Part3—–15 SAKURA∞SAKU second
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