----純----
要「別に帰ってからでもいいんだぞ?お前らFORMと遊んで来いよ。今日しかチャンスねぇじゃん。」
「早くして。」
累「要!」
打ち上げが始まってしばらく経った頃、俺と累は要を会場の端に引っ張ってきた。
真樹はMIKAMIMusicってロゴ入りシャツを着てる人と話してる。
孝はどこに行ったか分からない。
できれば他のメンバーも捕まえたかったけど・・・
この際説明役は要一人でも構わない。
累「FORMはいいから!一体何があったんだよ!?」
そうだ、FORMなんかどうだっていい。
なんであの男が殴られたのか。
なんで姫の目が赤かったのか。
ちゃんと説明してもらいたい。
要「あーそう?それじゃ、えと・・・・簡単に言うと、あの男は有希の元彼だったわけ。」
「「・・・・・・・・・・・・・・は?」」
要「そうだよなぁ。俺も同じ反応だったぞ。」
累「え・・・元彼って-----今更、なんで・・・?」
モトカレ。もとかれ。・・・あ、元彼?
え、それってつまり・・・
さっきの男が、姫の元彼ってこと?
え、えと・・・
あまりにも普段男っ気が無さすぎて・・・・
うん、結構ショック。
(あれ、ちょっと待って・・・)
姫、目が赤かったよね。
それって、それって・・・
「もしかしてその元カレ・・・夢に関わってるの?」
累「・・・!」
姫が泣くなんて・・・
夢に関わること以外に考えられない。
要「まぁ・・・そうなんだろうな。」
累「・・・なんだよそれ。」
要「詳しくは分かんねぇ。」
「・・・そう。」
姫の『トラウマ』
その内容は・・・なんとなく予想はしてるけど。
予想は当たらないで欲しいと思ってる。
姫も話そうとしないけど。
俺も聞くのが怖い。
要「でもな、今度話すってよ。」
「えっ・・・」
要「ちゃんと説明するって。少し時間をくれだと。」
累「・・・問い詰めたんじゃないだろうな。」
要「そんなことするかよ。そういうわけだから・・・お前らこそ今日のことを有希に問い詰めるようなことするなよ。」
「・・・分かった。」
あまりの展開に着いて行けない。
なんだか頭を思い切り殴られた感じだ。
累「遼、あいつを殴ったのか?」
要「・・・あぁ。」
そういえばあの男、怪我してたっけ。
要「遼は新名って奴のこと良く知ってたみたいだし、事情も色々知ってんだろ。」
累「そうだな・・・」
要「とにかく、俺らが腑抜けた顔してたらダメだ。一番きついのは有希なんだからな。」
「「---------。」」
そうだよな。
一番辛いのは姫。
もう-----姫が辛い目に会ってた時に俺は何やってたんだよ。
ほんと俺ってバカ!
要「ほら、分かったらFORMのとこ行って遊んでもらって来い。」
「は・・・?」
累「なんだよその言い方。」
(遊んでもらえ、だって・・・?)
なにそれ。
累はともかく・・・
なんで俺までガキ扱いされなきゃいけないわけ?
「要・・・・・」
要「え---じゅ、純君?にに、睨まないで!なんか怖い!!」
累「最近純は自分を抑えられないんだ。怖いだろ?俺も怖い。」
「累。」
累「・・・・・・・・。」
二人ともいい加減にして。
色んなことがいっぺんに起こって頭の中ぐちゃぐちゃなんだ。
これ以上イラつかせるんじゃない。
真「こんなとこで何やってんだ。」
要「ま、真樹!純が不良に!」
真「はぁ?」
「-----。」
要のヤツ絶対許さない。
帰ってたら覚えてろ。
そして明日の朝食係は俺だということを忘れるな。
目に物言わせてやる。
真「有希は?」
要「あれ、そういえば見ないな。まぁ、今日の主役の一人だからな。色んなとこで引き止められてんだろ。」
真「・・・そうだな。」
今日のライブは本当にすごくて
心の底から楽しかった。
それなのに
なんでこんなに胸が痛いんだろう。
(疲れた・・・)
早く、家に帰りたい。
要「別に帰ってからでもいいんだぞ?お前らFORMと遊んで来いよ。今日しかチャンスねぇじゃん。」
「早くして。」
累「要!」
打ち上げが始まってしばらく経った頃、俺と累は要を会場の端に引っ張ってきた。
真樹はMIKAMIMusicってロゴ入りシャツを着てる人と話してる。
孝はどこに行ったか分からない。
できれば他のメンバーも捕まえたかったけど・・・
この際説明役は要一人でも構わない。
累「FORMはいいから!一体何があったんだよ!?」
そうだ、FORMなんかどうだっていい。
なんであの男が殴られたのか。
なんで姫の目が赤かったのか。
ちゃんと説明してもらいたい。
要「あーそう?それじゃ、えと・・・・簡単に言うと、あの男は有希の元彼だったわけ。」
「「・・・・・・・・・・・・・・は?」」
要「そうだよなぁ。俺も同じ反応だったぞ。」
累「え・・・元彼って-----今更、なんで・・・?」
モトカレ。もとかれ。・・・あ、元彼?
え、それってつまり・・・
さっきの男が、姫の元彼ってこと?
え、えと・・・
あまりにも普段男っ気が無さすぎて・・・・
うん、結構ショック。
(あれ、ちょっと待って・・・)
姫、目が赤かったよね。
それって、それって・・・
「もしかしてその元カレ・・・夢に関わってるの?」
累「・・・!」
姫が泣くなんて・・・
夢に関わること以外に考えられない。
要「まぁ・・・そうなんだろうな。」
累「・・・なんだよそれ。」
要「詳しくは分かんねぇ。」
「・・・そう。」
姫の『トラウマ』
その内容は・・・なんとなく予想はしてるけど。
予想は当たらないで欲しいと思ってる。
姫も話そうとしないけど。
俺も聞くのが怖い。
要「でもな、今度話すってよ。」
「えっ・・・」
要「ちゃんと説明するって。少し時間をくれだと。」
累「・・・問い詰めたんじゃないだろうな。」
要「そんなことするかよ。そういうわけだから・・・お前らこそ今日のことを有希に問い詰めるようなことするなよ。」
「・・・分かった。」
あまりの展開に着いて行けない。
なんだか頭を思い切り殴られた感じだ。
累「遼、あいつを殴ったのか?」
要「・・・あぁ。」
そういえばあの男、怪我してたっけ。
要「遼は新名って奴のこと良く知ってたみたいだし、事情も色々知ってんだろ。」
累「そうだな・・・」
要「とにかく、俺らが腑抜けた顔してたらダメだ。一番きついのは有希なんだからな。」
「「---------。」」
そうだよな。
一番辛いのは姫。
もう-----姫が辛い目に会ってた時に俺は何やってたんだよ。
ほんと俺ってバカ!
要「ほら、分かったらFORMのとこ行って遊んでもらって来い。」
「は・・・?」
累「なんだよその言い方。」
(遊んでもらえ、だって・・・?)
なにそれ。
累はともかく・・・
なんで俺までガキ扱いされなきゃいけないわけ?
「要・・・・・」
要「え---じゅ、純君?にに、睨まないで!なんか怖い!!」
累「最近純は自分を抑えられないんだ。怖いだろ?俺も怖い。」
「累。」
累「・・・・・・・・。」
二人ともいい加減にして。
色んなことがいっぺんに起こって頭の中ぐちゃぐちゃなんだ。
これ以上イラつかせるんじゃない。
真「こんなとこで何やってんだ。」
要「ま、真樹!純が不良に!」
真「はぁ?」
「-----。」
要のヤツ絶対許さない。
帰ってたら覚えてろ。
そして明日の朝食係は俺だということを忘れるな。
目に物言わせてやる。
真「有希は?」
要「あれ、そういえば見ないな。まぁ、今日の主役の一人だからな。色んなとこで引き止められてんだろ。」
真「・・・そうだな。」
今日のライブは本当にすごくて
心の底から楽しかった。
それなのに
なんでこんなに胸が痛いんだろう。
(疲れた・・・)
早く、家に帰りたい。