うわ・・・
すっげぇ怖いんですけど。
リビングに戻るとヤロー共のレーザーのような視線に歓迎された。
孝「・・・てめぇ相変わらず性質悪ぃな。」
「んー?」
真「とぼけんな。手を出すなと言ったはずだが。」
「有希はまだ誰のモノでもないだろ?」
累「・・・要、性質悪すぎ。」
純「全くだよ。」
だから、それは認めます。
「それにしても面白いヤツだな、あいつ。なかなかいい女だし。」
「「「「・・・・・・・・。」」」」
「俺に真樹に孝に、累もだろ?今のとこ4人参戦か。こんなに重なったのは初めてだな。」
---引く気はねーよ
はいはいそう言いたいわけね。
分かりやすい奴ら。
でも出来れば言葉で伝えてくれよ。
その視線、かなり痛い。
「純も参加すんの?」
純「さぁね。」
「食えない奴だな。まぁとりあえず、俺マジでいくよ?」
累「え…」
真・孝「------。」
だから、睨むのは止めてよ。
あぁ、それともう一つ…
「いつも通り抜け駆けでも何でも有りだけどさ・・・」
こいつらがどんなやり方するのか分からない。
だが・・
「…泣かすのは無しにしねぇ?」
大好物は女の泣き顔な俺が良く言うよ。
でも、こんなこと思うのは多分…
『夢』のせいだ。
あの時見てしまった陰のある表情。
なんとなく苦い涙は見たくない。
そう思わせるには十分だろ?
純・累「…賛成。」
孝「分かった。」
真「あぁ。」
どこか変になっている奴らが否定するわけがない。
全員賛成で可決。
なんとなくホッとした。
「じゃ、俺も寝るわ。眠い。」
男同士で酌する気分でもないし
さっさと寝ようと思う。
累「あ、そうだ要。」
「ん?」
累「明日は大変だから。覚悟してた方がいいよ。」
「へ・・」
大変?覚悟?
なんの話。
孝「あぁそうだな。覚悟を決めて明日を迎えろ。」
真「何発行くと思う?」
孝「回数より質が怖い。」
真「なるほど。」
え、マジで何の話?
怖いんだけど。
「な、何言ってんのお前ら。俺、苛めには屈しないからね。強い子だから。…お休み。」
何発とか回数とか質とか。
物騒な奴らだな…
(何が起こるんだ…?)
明日の朝に少しドキドキしながら
ぐっすり寝た。
--------軽ノリすんな 要(完)