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-----遼-----
「お疲れさーん。」
有「どーもー。」
「「「お疲れー!!」」」
ライブ終了!
まだまだ冷めない気分をなんとか抑えつつ控え室に戻ってきた。
いやぁ・・・やはり、有希がいると面白い。
久々のステージだったのに、ファンがあんなに反応してくれるとは思わなかった。
実は順番も間違っちゃったんだけどさ。
ま、凄い盛り上がりだったし、結果オーライってやつ?
有「汗だぐだぁ!さっさと着替えようぜー!」
楓「行こ行こ!まるで滝のようだね!」
着替えのため奥へ入っていく有希と楓。
二人とも、本当にお疲れ様でした。
翔「抑えるの大変そうだな。」
「え?」
勇「ほんとほんと。絶対MIKAMIがアタックしてくるよ。」
「あぁ、そのこと・・・」
面倒だけど絶対アクションがあるだろうな・・・
その時は帝王真樹様に任せよう。
「まぁ、なんとかなるだろ。なんせ本人にやる気のかけらもないし。」
翔「・・・確かに。」
万が一やる気があるならよそには絶対譲らないけど。
「お疲れ、遼。」
「お、サンキュー。」
要達が来た。
あれ、累たんと純は-----
あぁ、FORMのとこか。
要「あれ、有希は?」
「お着換え中。適当に座っててくれよ。」
要「サンキュ。」
それぞれ椅子に腰を掛ける三人。
長い足を組んでリラックスしているその様子・・・
なんとも優雅ですなぁ・・・
パイプ椅子が高級ソファーに見えます。
勇「この前も思ったけどさ、すっげぇカッコいいよなこの人達。俺どうすればいい?同じ男としてやりきれない。」
まだ興奮が冷めないのか、それとも奴らのフェロモンにやられてしまったのか。
勇気がワケの分からないことを聞いてくる。
ていうかどうすればいいのかって?
そんなこと分かるわけないでしょ。
俺だって教えて欲しい。
「自分で聞いてみろよ。まぁ、聞く度胸があればだけど。」
勇「・・・・・今度にする。」
「いい判断だ。」
まぁでも、やっぱりいい男共だよなぁ。
男の俺でもボーっと見とれてしまう。
有「お、やっほー。お前らもお疲れ。」
着替え終わったらしい。
通常モードに変身した有希が戻ってきた。
要「凄かったよー。感動した。」
「感動だぁ?嘘付くな。」
要「マジだって。」
孝「まぁ・・・良かったぞ。」
真「色々納得だな。」
「・・・なにそれどう意味。」
まぁ・・・・・・そういう意味だろ。
有「あれ?累と純君は?もしかして迷子----」
孝「お前じゃねぇんだ。FORMの・・・・・なんとかって奴が連れてった。後でこっちに来るってよ。」
有「ふーん。」
「晴樹かな。二人ともFORMに会いたがってたもんな。」
ていうかやっぱりFORMメンバーの名前覚えてないんすね。
さすがです、孝様。
「あぁそういえば・・・今から打ち上げがあるんだけど、お前らも行かない?」
真「打ち上げ?」
「そ。ちなみに有希も連れてくからな。」
有「えー。まぁ・・・行かなきゃな。」
要「じゃぁ行く。」
孝「・・・仕方ねぇな。」
「別に行かなくてもいいんだけど。有希はちゃんと送るし?」
「「「行く。」」」
有「行くのかよ。」
素直な奴らだよなぁ。
強力なライバルだが無敵のボディーガードでもある。
そこら辺すっげー心強いです。
あ、これって父ちゃん発言だ。
やめよやめよ。
俺だって皆と同ラインなんだからな。
「じゃぁ俺らも着替えるから。もう少し待っててくれよな。」
---コンコン
「ん?」
有「誰か来たみたいぞ。」
勇「ほんとだ、誰だろ。」
累と純か?
随分と早いお帰りだな。
「はーい、どちらさんですかぁ?」
拓「俺、拓海だよ。」
「拓海?」
勇「どうぞ、開いてるよ。」
あれ・・・そっちに純と累が行ってるんじゃなかったっけ。
拓「失礼しまーす。」
勇「お疲れ~。」
「お疲れ様。今日はありがと----」
(え・・・・・・)
ドアの向こうにいたのは確かに拓海だった。
そして----
拓海の後に、もう一人。
拓「ほら、前に遼と有希に会いたがってる奴がいるって言っただろ?」
入りなよ、と笑顔で入室を進める拓海。
促されて部屋へと足を進めるそいつ。
ていうか-----待って。
ちょっと待ってくれよ。
拓「どうしたの?遼と有希、二人とも知り合いなんだろ?」
知り合い?
知り合いっていうより、そいつは
有「・・・・・・・かお、る?」
「------っ」
有希のか細い声。
でもその口から出た名前は---
まるで雷のような衝撃だった。
『・・・・・・・久しぶりだな。』
-----今日のライブは最高だった。
でも・・
「新名-----てめぇっ!!」
今日のライブは最高だった。
久々に有希も参加してくれて、正直、すっげぇ嬉しかった。
でも---
要「ちょ-----遼!?」
体が勝手に動く。
止めようにも止められない。
止めようとも思わない。
要「遼!!」
新名薫。
有希の、元彼。
有希が眠れない原因に関わってる男。
一生、許したくない人間の一人。
「お疲れさーん。」
有「どーもー。」
「「「お疲れー!!」」」
ライブ終了!
まだまだ冷めない気分をなんとか抑えつつ控え室に戻ってきた。
いやぁ・・・やはり、有希がいると面白い。
久々のステージだったのに、ファンがあんなに反応してくれるとは思わなかった。
実は順番も間違っちゃったんだけどさ。
ま、凄い盛り上がりだったし、結果オーライってやつ?
有「汗だぐだぁ!さっさと着替えようぜー!」
楓「行こ行こ!まるで滝のようだね!」
着替えのため奥へ入っていく有希と楓。
二人とも、本当にお疲れ様でした。
翔「抑えるの大変そうだな。」
「え?」
勇「ほんとほんと。絶対MIKAMIがアタックしてくるよ。」
「あぁ、そのこと・・・」
面倒だけど絶対アクションがあるだろうな・・・
その時は帝王真樹様に任せよう。
「まぁ、なんとかなるだろ。なんせ本人にやる気のかけらもないし。」
翔「・・・確かに。」
万が一やる気があるならよそには絶対譲らないけど。
「お疲れ、遼。」
「お、サンキュー。」
要達が来た。
あれ、累たんと純は-----
あぁ、FORMのとこか。
要「あれ、有希は?」
「お着換え中。適当に座っててくれよ。」
要「サンキュ。」
それぞれ椅子に腰を掛ける三人。
長い足を組んでリラックスしているその様子・・・
なんとも優雅ですなぁ・・・
パイプ椅子が高級ソファーに見えます。
勇「この前も思ったけどさ、すっげぇカッコいいよなこの人達。俺どうすればいい?同じ男としてやりきれない。」
まだ興奮が冷めないのか、それとも奴らのフェロモンにやられてしまったのか。
勇気がワケの分からないことを聞いてくる。
ていうかどうすればいいのかって?
そんなこと分かるわけないでしょ。
俺だって教えて欲しい。
「自分で聞いてみろよ。まぁ、聞く度胸があればだけど。」
勇「・・・・・今度にする。」
「いい判断だ。」
まぁでも、やっぱりいい男共だよなぁ。
男の俺でもボーっと見とれてしまう。
有「お、やっほー。お前らもお疲れ。」
着替え終わったらしい。
通常モードに変身した有希が戻ってきた。
要「凄かったよー。感動した。」
「感動だぁ?嘘付くな。」
要「マジだって。」
孝「まぁ・・・良かったぞ。」
真「色々納得だな。」
「・・・なにそれどう意味。」
まぁ・・・・・・そういう意味だろ。
有「あれ?累と純君は?もしかして迷子----」
孝「お前じゃねぇんだ。FORMの・・・・・なんとかって奴が連れてった。後でこっちに来るってよ。」
有「ふーん。」
「晴樹かな。二人ともFORMに会いたがってたもんな。」
ていうかやっぱりFORMメンバーの名前覚えてないんすね。
さすがです、孝様。
「あぁそういえば・・・今から打ち上げがあるんだけど、お前らも行かない?」
真「打ち上げ?」
「そ。ちなみに有希も連れてくからな。」
有「えー。まぁ・・・行かなきゃな。」
要「じゃぁ行く。」
孝「・・・仕方ねぇな。」
「別に行かなくてもいいんだけど。有希はちゃんと送るし?」
「「「行く。」」」
有「行くのかよ。」
素直な奴らだよなぁ。
強力なライバルだが無敵のボディーガードでもある。
そこら辺すっげー心強いです。
あ、これって父ちゃん発言だ。
やめよやめよ。
俺だって皆と同ラインなんだからな。
「じゃぁ俺らも着替えるから。もう少し待っててくれよな。」
---コンコン
「ん?」
有「誰か来たみたいぞ。」
勇「ほんとだ、誰だろ。」
累と純か?
随分と早いお帰りだな。
「はーい、どちらさんですかぁ?」
拓「俺、拓海だよ。」
「拓海?」
勇「どうぞ、開いてるよ。」
あれ・・・そっちに純と累が行ってるんじゃなかったっけ。
拓「失礼しまーす。」
勇「お疲れ~。」
「お疲れ様。今日はありがと----」
(え・・・・・・)
ドアの向こうにいたのは確かに拓海だった。
そして----
拓海の後に、もう一人。
拓「ほら、前に遼と有希に会いたがってる奴がいるって言っただろ?」
入りなよ、と笑顔で入室を進める拓海。
促されて部屋へと足を進めるそいつ。
ていうか-----待って。
ちょっと待ってくれよ。
拓「どうしたの?遼と有希、二人とも知り合いなんだろ?」
知り合い?
知り合いっていうより、そいつは
有「・・・・・・・かお、る?」
「------っ」
有希のか細い声。
でもその口から出た名前は---
まるで雷のような衝撃だった。
『・・・・・・・久しぶりだな。』
-----今日のライブは最高だった。
でも・・
「新名-----てめぇっ!!」
今日のライブは最高だった。
久々に有希も参加してくれて、正直、すっげぇ嬉しかった。
でも---
要「ちょ-----遼!?」
体が勝手に動く。
止めようにも止められない。
止めようとも思わない。
要「遼!!」
新名薫。
有希の、元彼。
有希が眠れない原因に関わってる男。
一生、許したくない人間の一人。
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