---累---
「・・・・・・・・・・・。」
純「・・・・・・・・・・。」
・・・無言。
感想なし?
期待外れだったのかって?
まさか、違うよそうじゃない。
だって-----言葉が出ない!
純「す、凄かったね。」
「・・・・・うん。」
有希が出てくる時は心配で心臓が出てくるんじゃないかと思ったけど・・・
その後の会場の熱気とステージの凄さにとうとう心臓がスパークした。
「カッコ良かったな、有希。」
純「うん、かなりね。」
本当に本当にカッコ良かった。
色んな人が有希を勧誘する気持ち、今なら分かる気がする。
まぁ、有希は全然やる気がないらしいけど・・・
今度カラオケでたっぷり歌ってもらおうと思う。
純「それじゃ、皆と合流するか。」
「そうだな。」
そういや終わったら裏に来いよって言われてたんだった。
未だ余韻に浸って動かないお客さん達とこの空気に溺れていたいけど・・・
思い足を引きずって待ち合わせ場所へ足を進めた。
孝「・・・遅ぇ。」
要、真樹、孝は既に待ちくたびれていた。
許してくれよ。
しばらく動けなかったんだ。
純「悪い悪い。あー、もっと聞きたかったなぁ。」
「ほんとほんと。」
真「行くぞ。」
純「はーい。」
まだまだ余韻の中にいる純と並んで3人の後から着いていく。
「なぁなぁ、有希とどんな顔して会えばいい?」
純「そうだよね。なんだか有名人に会う気分。」
要「なぁに言ってんの。あいつ、家と同じだったじゃねぇか。」
「それはそうなんだけどさ。あー、なんか緊張する!」
要「ばぁか。」
クスクスと要に笑われてしまった。
でも仕方ないじゃん。
そのくらい衝撃的だったんだよ。
だって有希ってば本当に輝いていた。
帰ったらたっぷり抱きしめて褒めてあげよう。
「お!皆こっちこっち!」
「あ、晴樹。」
前方に目深く帽子を被った晴樹を発見。
どうやら迎えに来てくれたみたいだ。
ていうか割りとバレバレな感じだけど・・・
見つかったらやばくね?
要「お迎え悪いねぇ。」
晴「気にしない気にしない。じゃ、行こうぜ。」
晴樹の後から関係者以外立ち入り禁止の通路へ突入。
おぉ、なんだか興奮する。
晴「俺らとRYOのメンバーは別の控え室なんだけど、純と累は俺らの方に行ってみる?あいつらに会いたかったんだろ?」
「いいの!?」
晴「もちろん。」
純「やった!」
真「俺らは遼のとこに行ってるぞ。」
「え!お前ら行かないの!?FORMだぞ!?」
孝「俺はいい。」
要「ゆっくり楽しんでおいで。」
「・・・分かった。」
なんてもったいない・・・
真樹は職業的にまた会う機会もあるかもしれないけど・・・
要と孝は一回くらい会わせてもらえばいいのに。
晴「じゃ、後でそっちに行くよ。」
要「案内してくれてサンキューね。」
「じゃぁ後でな!」
要「あぁ、迷子になるなよ。」
「・・・煩いなぁ。」
子ども扱いしやがって・・・
まぁでも許してやろう。
だって今からFORMに会えるんだ!
晴「有希の噂は聞いてたけど、本当に凄かったなぁ。」
「俺らもビックリだった。」
純「全く。」
晴「今度俺らのとこでも歌ってくれねぇかなぁ」
「俺もまた聴きたいけどねぇ。多分・・・引き受けてくれないと思う。」
純「そうだろうなぁ。」
晴「やっぱり?あれ・・・・・・拓海?」
(うわぁ-----!)
前から歩いてくるのって-----『拓海』だ!!
FORMのメンバー、拓海!!
どうしよ、めちゃくちゃ緊張する!
晴「どこに行くんだ?-------その人は?」
拓海の横には男が一人。
メンバー・・・じゃないよな?
拓「ちょっと遼のとこに行って来る。ほら、前に遼と有希に会いたがってる奴がいるって言っただろ?」
晴「え?あ、あぁ・・・」
拓「せっかくだから今日のライブに誘ったんだ。RYOの控室に送ってくる。」
晴「・・・そうか。分かった。」
遼と有希に会いたがってる奴がいるって。
確か、そんなこと言ってたっけ・・・
(男だったんだ・・・・)
自然、そいつに目が行く。
純も同じだ。
視線を刺されて相手は少し戸惑った様子。
拓「じゃ、後でな!」
そう言って男と並んで歩いて行く拓海。
「----------。」
なんとなく気になってしまって
その場からしばらく動けなかった。
「・・・・・・・・・・・。」
純「・・・・・・・・・・。」
・・・無言。
感想なし?
期待外れだったのかって?
まさか、違うよそうじゃない。
だって-----言葉が出ない!
純「す、凄かったね。」
「・・・・・うん。」
有希が出てくる時は心配で心臓が出てくるんじゃないかと思ったけど・・・
その後の会場の熱気とステージの凄さにとうとう心臓がスパークした。
「カッコ良かったな、有希。」
純「うん、かなりね。」
本当に本当にカッコ良かった。
色んな人が有希を勧誘する気持ち、今なら分かる気がする。
まぁ、有希は全然やる気がないらしいけど・・・
今度カラオケでたっぷり歌ってもらおうと思う。
純「それじゃ、皆と合流するか。」
「そうだな。」
そういや終わったら裏に来いよって言われてたんだった。
未だ余韻に浸って動かないお客さん達とこの空気に溺れていたいけど・・・
思い足を引きずって待ち合わせ場所へ足を進めた。
孝「・・・遅ぇ。」
要、真樹、孝は既に待ちくたびれていた。
許してくれよ。
しばらく動けなかったんだ。
純「悪い悪い。あー、もっと聞きたかったなぁ。」
「ほんとほんと。」
真「行くぞ。」
純「はーい。」
まだまだ余韻の中にいる純と並んで3人の後から着いていく。
「なぁなぁ、有希とどんな顔して会えばいい?」
純「そうだよね。なんだか有名人に会う気分。」
要「なぁに言ってんの。あいつ、家と同じだったじゃねぇか。」
「それはそうなんだけどさ。あー、なんか緊張する!」
要「ばぁか。」
クスクスと要に笑われてしまった。
でも仕方ないじゃん。
そのくらい衝撃的だったんだよ。
だって有希ってば本当に輝いていた。
帰ったらたっぷり抱きしめて褒めてあげよう。
「お!皆こっちこっち!」
「あ、晴樹。」
前方に目深く帽子を被った晴樹を発見。
どうやら迎えに来てくれたみたいだ。
ていうか割りとバレバレな感じだけど・・・
見つかったらやばくね?
要「お迎え悪いねぇ。」
晴「気にしない気にしない。じゃ、行こうぜ。」
晴樹の後から関係者以外立ち入り禁止の通路へ突入。
おぉ、なんだか興奮する。
晴「俺らとRYOのメンバーは別の控え室なんだけど、純と累は俺らの方に行ってみる?あいつらに会いたかったんだろ?」
「いいの!?」
晴「もちろん。」
純「やった!」
真「俺らは遼のとこに行ってるぞ。」
「え!お前ら行かないの!?FORMだぞ!?」
孝「俺はいい。」
要「ゆっくり楽しんでおいで。」
「・・・分かった。」
なんてもったいない・・・
真樹は職業的にまた会う機会もあるかもしれないけど・・・
要と孝は一回くらい会わせてもらえばいいのに。
晴「じゃ、後でそっちに行くよ。」
要「案内してくれてサンキューね。」
「じゃぁ後でな!」
要「あぁ、迷子になるなよ。」
「・・・煩いなぁ。」
子ども扱いしやがって・・・
まぁでも許してやろう。
だって今からFORMに会えるんだ!
晴「有希の噂は聞いてたけど、本当に凄かったなぁ。」
「俺らもビックリだった。」
純「全く。」
晴「今度俺らのとこでも歌ってくれねぇかなぁ」
「俺もまた聴きたいけどねぇ。多分・・・引き受けてくれないと思う。」
純「そうだろうなぁ。」
晴「やっぱり?あれ・・・・・・拓海?」
(うわぁ-----!)
前から歩いてくるのって-----『拓海』だ!!
FORMのメンバー、拓海!!
どうしよ、めちゃくちゃ緊張する!
晴「どこに行くんだ?-------その人は?」
拓海の横には男が一人。
メンバー・・・じゃないよな?
拓「ちょっと遼のとこに行って来る。ほら、前に遼と有希に会いたがってる奴がいるって言っただろ?」
晴「え?あ、あぁ・・・」
拓「せっかくだから今日のライブに誘ったんだ。RYOの控室に送ってくる。」
晴「・・・そうか。分かった。」
遼と有希に会いたがってる奴がいるって。
確か、そんなこと言ってたっけ・・・
(男だったんだ・・・・)
自然、そいつに目が行く。
純も同じだ。
視線を刺されて相手は少し戸惑った様子。
拓「じゃ、後でな!」
そう言って男と並んで歩いて行く拓海。
「----------。」
なんとなく気になってしまって
その場からしばらく動けなかった。