緊張したぁ

緊張したぁ 02 SAKURA∞SAKU second






いいなぁーの犯人は







遼。







「いいなぁーって・・・なにがいいってんだよ。」

遼「うん。そうだよな・・・・もういいよな。」

「え・・・・どしたの。」

遼「どしたのって。皆のこと見てたらそう思った。それに・・・そろそろいいかなーって。」

「・・・・・・は?」






何言ってんだお前。

壊れた?どっか壊れたのか?






遼「俺もそろそろ男に戻るよ。」

「男に戻る?え、何それ。さっぱり意味分かんね----」








遼「俺、お前が好き。」









「だから--------」










----は?










遼「ずーっと前から。」

「・・・・・・・へ・・・」

遼「女の子として。」

「・・・・え・・・?」

遼「お前が、好きだ。」

「・・・・・・・・・・・・・。」












好き・・・・・・?










------好きって











なんだったっけ・・・













純「・・・固まってるよ、姫。」

要「そりゃそうでしょ。何年友達として付き合ってきたと思ってんだ。」

真「そんな奴から言われたらなぁ。まぁこうなるだろ。」

孝「そんなもんか?」

累「おい遼!どうにかしろよ。」

遼「どうにかしろって・・・もう・・・仕方ねぇな。」






要の隣に座ってた遼。

参ったなとでも言いたげに立ち上がり、のろのろとこっちに近づいてくる。

そして視線が繋がったまま私の前に座り込んだ。






遼「・・・有希。」






ニコッと微笑む悪友。

昔から見慣れたそれにホッとする。

そしてそのまま遼の顔がゆっくりと近づいてきて






奴の唇が






私の唇に・・・











(-------え。)











え・・・・!?







なな----なんで!!??







「※!×▽※□÷ッッ!!!!!」

遼「ぷぷーっ!なにその反応!い----ってぇぇ!」

累「調子に乗んなぁ!」

純「バカ遼!もっと変になっただろ!!」






遼が!?

遼が--------なんだって!?







遼「だからぁ、俺はお前が好きなの。」

「--------!」







心読まれた!




じゃなくて!






「まま待て待て待て待て!ぉぉおお前!そんなこと今まで一言も!」

遼「言わなかったぞ?それがなにか?」

「そそそそんなっ・・・!」

遼「言わなかったけど好きだったの。好きだからって言わないきゃいけない決まりなんかないだろ?」

「そ!それはそうですな!」

遼「だろ?あーもう、緊張したぁ。心臓バクバク。」

「は?」

累「え、緊張してたのか?全然見えなかったけど。」

純「全く・・・急に言うから俺の方が緊張しちゃった!」






なななにこれなんなんだこの展開。

まさか最新のドッキリか!?

長っ!仕掛けに何年かけてんだよ!






いやいやドッキリだろうがリアルだろうがどうだっていい・・・






もうヤダ。






もう無理・・・










「助けてあっ子ちゃぁぁぁぁん!!!!!」

遼「何言ってんだお前。」







それはこっちのセリフだぁ!!

お前のせいでめちゃくちゃ混乱してんだよ!

願わくばテーブルに頭ぶつけて気絶したいっすよ!