realReal

real Real 04









なんで気付かなかったんだろう。











この声には覚えがある。








これは夢の中で私を呼んでいた

少し低めの男性の声







そして---








「ほら彰!先生が呼んでるよ?」

「------。」








恐る恐る、後を振り返る。






そこには白衣を着た背の高い男性。






そしてゆっくり視線を上げると







目が合った。








「・・・っ・・」

「・・・。」








これは、夢か?








だって私は、こいつを知ってる。







知ってるよりも大人で

知ってるよりも更に美しい---
















「-----迅・・」
















なんで






なんで







「なんでっ・・・」
「彰?どうしたの?」
「なんで・・・ウソだ・・・」







だってもう会えないって








もう二度と会えないって









そう思ってたのに


















「探すって言っただろ。」


















そうか夢だ。

やっぱり夢だ。

絶対夢だ。








「夢じゃない。」

「-------っ!」








ゆっくり近づいてくるそいつ。








そして私の前にしゃがみ込み









頬に、触れた。









「・・・っ」









切れ長の目
スッと通った鼻筋
形の良い薄い唇





そして相変わらず







ぶっ倒れそうなくらい、美しい笑顔。








「---迅っ」








迅だ。







本当に、迅だ。







「はっ・・・うっ・・・・・」







(な、なんでだよーー!)







胸がいっぱいで

息が出来ない。







「探すのに苦労した。」
「---っ・・ぅっ・・・」
「あの後、色々聞いときゃ良かったって後悔した。」
「うっ、ぅ・・・」
「そういえば本当の年も知らなかったし。お前は永遠の二十歳なんて言ってたし。」
「・・・っ・・・・うぅー!」






そうだったっけ

そうだったかもしれないけどお前---

本当に見つけてくれるなんて・・・





「でも、俺も大人になっただろ?」
「・・・ひっ・・・ぅっ・・・」
「もうガキじゃない。」
「・・・う、う、うんっ・・」





ほんと、大人になっちゃって・・・

ますます本物の神様みたいだよお前。
まじで天孫降臨だよ。






「うぅー!迅ーー!」






とにかく・・・迅。






嬉しくて嬉しくて、堪らないよ