realReal

real Real 03





「っ彰ーーーー!!」
「------っ!?」








突然響いたすさまじい声。

もちろんビクッとした。




声の出所はドア。

いつの間に開いたのかそれは完全にオープン。




そしてそこには懐かしき我が親友。

掴んでいたんだろうリンゴをボトボトッと床に転がし、目を見開いてこっちを見てる。






「ううっ---りょうごーーー!!」






飛び降りた。

勢い良くベッドから飛び降り走る。

そして両手を大きく広げる良子の胸に飛び込んだ。






「ちょっとヤダ!なんで泣いてんのよ彰!」
「ううっ、うー」
「ていうかやっと目が覚めたんだねー!本当に良かったー!!」
「うー!」





とんとん、じゃない。

私の背中をバンバンたたいて喜ぶ良子。

でも---





「わっ、わた、しっ--」
「ずっと起きないから心配してたのよ!だって一ヶ月も寝てるんだもん!」
「つっ、つらくてっ---くるしいっ・・」
「さすがに寝すぎだと思ったねー!ま、昔からよく寝る子だとは思ってたけどあははー!」





人の話を聞け。





「あのっ・・・あの、さっ・・・」
「しかもここ一週間寝言が酷かったよー!」
「ちょっと・・・っ・・聞いてっ・・・」
「黒田のバカとかアラタのチビとか!ちょうど二人がいるときでさ!あの時の二人の顔、超面白かった!」





私の背中をさすりながら部屋へ誘導する良子。

そして二人してソファーに座った。


ていうかマジで話を聞け。





「あのっ・・・良子っ・・」
「でも本当に良かった!彰に怪我が無くて!」
「ちょっと、話っ・・・」
「だってもう少しでトラックに引かれるところだったもんねー!」
「話を・・・聞け」






ん?






「ちっ、違うぞっ・・・がっつり引かれて・・・」
「あの時先生が助けてくれなかったら・・・彰は今頃天使になってたよ!」
「て・・・天使?・・・・は?」
「でもさ。怪我してないのになんで気絶したんだろうね。しかも一ヶ月も!」






------ん?






「おっ・・・お前、何言って・・・」
「あ、もしかして先生の美貌にクラッきちゃったとか?」
「あ、あの・・・」
「それ分かるわー!私も初めて見たとき天孫降臨!とか思ったもん!」
「て、天孫降臨・・・?」






天孫降臨って・・・

神様が降り立ったってことだよな。


神様

神様・・・










---迅










「うっ・・ううーーー!」






思い出させるなバカヤロー!






「でもさ、彰ったらいつの間にあんなイケメンと知り合ったの?」
「うー!」
「黒田君もアラタ君もイイ男だし。あ、先生には敵わないけどね!」
「うぇーーー!」






イケメンもイイ男も黒田もアラタもどうだっていいんだよ!

思い出したらまた涙が・・・






「でも不思議だよね。先生の言う通りだったよ。」
「・・・っ・・っ」
「彰が目覚めたとき、多分泣いてると思うって!」
「---ぅっ」
「とにかく後でお礼言いなよ?先生は彰の命の恩人なんだからね!」
「うっ、うぅー・・・」






分かったから。
お礼でも謝罪でもなんでもやるから。

とにかく今は泣かせてくれ・・・






「それにしてもなんで泣いてるの?」
「ひっ・・・う、ぇ・・・」
 
「怖い夢でも見て------あ!先生!」




























「彰。」



























「ひっ・・・」












------え?












背中にぶつかった声に











体がフリーズした。











だって---











「彰。」











この声・・・