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「んっ・・・」
抵抗は、ない。
いつもは必死に押し返してくるのに。
今はそれが無い。
「ん・・っ----迅っ・・・」
眠すぎて力が入らないのか
それとも受け入れてるのか
どっちなのかは分からない。
でもいつもと違うそれは
悲しかった。
「・・・いきなりどうしたんだよ。」
「・・・。」
「それに何度も言ってんだろ。軽々しくキスなんかするな。」
「・・・。」
唇を離すといつもと同じセリフ。
ずいぶん元気のない声だけど。
「お前も早く寝ろよ。」
「・・・分かった。」
「お休み。」
「・・・・・ああ。」
そう言って
---ガチャ、バタン
あいつは俺の家から出て行った。
(そうか・・・)
これがお前がやりたかったことなんだな。
---普通に過ごして普通に終わる
そして何も言わずにいなくなる。
でも
(なんでだよ・・・)
らしくないじゃないか。
こんなの、あいつらしくない。
それに俺は
こんな別れ方は---嫌だ・・・
「迅。」
「っ!」
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