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累「ただいまー。」
「うーっす」
帰って来ましたよー。
要「ずいぶん遅かったなぁ・・・って-----有希ちゃん!?」
「あ、ただいまっす。」
要「あ、あぁお帰り。今日はこっち?」
「はい、今日からこっち。」
出迎えてくれたのは髪が半乾きの要ちゃん。
風呂上りっすか。
セクシーダイナマイツ。
要「そっか、じゃぁ少しは荷物運んだんだね?」
「はい、とりあえず寝れる程度に。」
要「で、なんで累と帰宅?」
「あぁ、それは・・・」
累「メシ食ってきた。今日、皆遅かったからな。」
「そういうことっす。で、昼間荷物運び手伝ってもらったんすよ。」
累「そうだ・・・・・昼間あんなに働いてやったのに!あの仕打ちはなんだよ有希!」
急に怒り出す累。
仕打ちってのはあれか?
車で殴ったことを言ってんのか?
「ほぅ、思い出し八つ当たりかてめぇは。私もぶりっ子ちゃんギャルから助けてやっただろうが!昼間のはそれでチャラだ!」
累「なっ!足りないよ!」
「へぇぇー。じゃあ助けてあげなくても良かったんですよぉ?すっげぇ困った顔してたくせに。」
累「そ、そんな顔してない!」
私に---口で勝てると思うなよっ!
「それにプリチーな私にちょっぴり赤面してたくせに。」
累「ばっ---!してねぇよ!」
「むぐっ!!?」
累の手に思いっきり口を塞がれた。
(そ、そう来るか!!くそっ、これは考えてなかったぜ!)
塞がれてしまえば口で勝つも負けるも無い。
なかなかやりおるな、累たんのくせに!
「むー!むーー!!」
累「大人しくしてろっ!」
放せー!苦しいじゃねぇか!!
要「-----随分仲良しになったもんだな。」
「むっ!?」
そういえば要ちゃんがいた。
すっかり忘れてた。
要「累がこんな風に懐くなんて、珍しい。」
累「---そんなんじゃないよ。」
思いっきり不機嫌オーラの累。
どうでもいいがこの手を放せ!!
「むー!むむーー!!」
累「あ、悪い。」
「む・・・はぁっ!!はぁっ!こ、殺されるとこだった。」
累「大げさだな。」
「ふんっ。累たんのくせに生意気だぞ。」
累「その呼び方やめろよ。」
「おーっと失言。」
どうでもいいが早くシャワー浴びたい。
のろのろと靴を脱ぐ。
累「---有希、約束忘れんなよ?」
「ん?」
約束?
なんだっけ。
玄関に上がりと首をかしげてみる。
累「飲むんだろ?」
ああそれか。
「おぉ、覚悟してろよ、累!」
息巻いて部屋へ向かった。
要「なんだよお前。・・・気に入っちゃったわけ?」
累「・・・お前には関係ないじゃん。」
要「あるねー。」
累「なんだよ。」
要「あいつ、面白そうだし?」
累「-----チッ」
要「おー怖い怖い。」
-------軽のりすんな 累(完)
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