ここはどこ、私は・・・

ここはどこ、私は・・・18 real Real



「ぎゃぁぁぁ!いてててやめろー!!」
「この妄想女!黙って聞いてりゃ突っ走りやがって!」





奴の指が頭に食い込む。
地味に痛い。

ていうか---





「妄想女ってなんだよ!私は超現実主義だ!」
「笑わせるな!神様だのトラックだの若返っただの---妄想じゃないならなんだってんだ!」
「お、お前っ・・・信じてくれたと思ったのにー!!」
「そんな三流ファンタジー信じられるか!」





分かる、気持ちは分かる。

でも本当なんだ!







「それともお前・・・やっぱり追っかけの仲間だろ!」







は?





「なんで私がお前を追っかけるんだよ。昨日初めて会ったばかりじゃないか。」
「とぼけるな!ふざけた手口で近づきやがって!」
「何言ってんだお前。うぬぼれるのも大概にしろ。」
「・・・。」





まあ、ここまでの美貌だ。
うぬぼれてもいいとは思うけどな。





「・・・ふざけるなよお前。毎日こそこそつけまわしてるくせに。」
「そんなことするか。昨日会ったばかりだって言ってんだろ。」
「引越しまでしてきやがって。まさか・・・ストーカーか?」
「ス・・・スス---!?」




ストーカーだとぉ!?





「ふざけんな!大体私は大人の男が好きなんだ!お前みたいなガキに興味は無い!」
「は---」





ポカンとフリーズする西本。

その後二、三度瞬きを繰り返し



そして







「ガキに興味は無いって・・・お前こそ胸も無いガキだろ。」







そう吐き捨てて







私のキュートなおっぱいを2モミしやがった。







目の前が真っ暗になった。








「----ってぇ。」
「痛くて当然だっ!!」






とりあえず殴った。
思い切り頭を殴ってやった。

そして胸をガードしながら奴と距離を取った。






「ま、まぁいい。今のは無かったことにしてやる。」
「胸揉んだくらいで動揺するな。」
「黙れ!とにかく私はストーカーじゃない。そして三流ファンタジーも現実だ。」
「・・・まだ言ってんのかよ。」





付き合ってらんねぇと言わんばかりに溜め息を落とす西本。

そしてフッと顔を逸らされた。






「・・・。」
「・・・。」






再び沈黙到来。

なんとなく一時休戦の雰囲気。






「はぁ・・・」






思わず、ため息。






(まあ、そうだよな・・・)





気持ちは分かる。

私だってもし「今の私」に遭遇したら絶対信じない。

「頭おかしいんじゃないの」なんて言い捨ててさっさと立ち去ると思う。






西本だって同じだ。
信じてくれないし受け入れてもくれない。






でも、それが普通だよな。






「はぁ、なんか悪かったな。」
「・・・。」
「今のは全部忘れてくれ。」
「・・・。」





立ち上がり、パンパンとスカートを正す。