「ぎゃぁぁぁ!いてててやめろー!!」
「この妄想女!黙って聞いてりゃ突っ走りやがって!」
奴の指が頭に食い込む。
地味に痛い。
ていうか---
「妄想女ってなんだよ!私は超現実主義だ!」
「笑わせるな!神様だのトラックだの若返っただの---妄想じゃないならなんだってんだ!」
「お、お前っ・・・信じてくれたと思ったのにー!!」
「そんな三流ファンタジー信じられるか!」
分かる、気持ちは分かる。
でも本当なんだ!
「それともお前・・・やっぱり追っかけの仲間だろ!」
は?
「なんで私がお前を追っかけるんだよ。昨日初めて会ったばかりじゃないか。」
「とぼけるな!ふざけた手口で近づきやがって!」
「何言ってんだお前。うぬぼれるのも大概にしろ。」
「・・・。」
まあ、ここまでの美貌だ。
うぬぼれてもいいとは思うけどな。
「・・・ふざけるなよお前。毎日こそこそつけまわしてるくせに。」
「そんなことするか。昨日会ったばかりだって言ってんだろ。」
「引越しまでしてきやがって。まさか・・・ストーカーか?」
「ス・・・スス---!?」
ストーカーだとぉ!?
「ふざけんな!大体私は大人の男が好きなんだ!お前みたいなガキに興味は無い!」
「は---」
ポカンとフリーズする西本。
その後二、三度瞬きを繰り返し
そして
「ガキに興味は無いって・・・お前こそ胸も無いガキだろ。」
そう吐き捨てて
私のキュートなおっぱいを2モミしやがった。
目の前が真っ暗になった。
「----ってぇ。」
「痛くて当然だっ!!」
とりあえず殴った。
思い切り頭を殴ってやった。
そして胸をガードしながら奴と距離を取った。
「ま、まぁいい。今のは無かったことにしてやる。」
「胸揉んだくらいで動揺するな。」
「黙れ!とにかく私はストーカーじゃない。そして三流ファンタジーも現実だ。」
「・・・まだ言ってんのかよ。」
付き合ってらんねぇと言わんばかりに溜め息を落とす西本。
そしてフッと顔を逸らされた。
「・・・。」
「・・・。」
再び沈黙到来。
なんとなく一時休戦の雰囲気。
「はぁ・・・」
思わず、ため息。
(まあ、そうだよな・・・)
気持ちは分かる。
私だってもし「今の私」に遭遇したら絶対信じない。
「頭おかしいんじゃないの」なんて言い捨ててさっさと立ち去ると思う。
西本だって同じだ。
信じてくれないし受け入れてもくれない。
でも、それが普通だよな。
「はぁ、なんか悪かったな。」
「・・・。」
「今のは全部忘れてくれ。」
「・・・。」
立ち上がり、パンパンとスカートを正す。
ここはどこ、私は・・・18 real Real
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