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純「あれ?姫の携帯?」
「あぁごめん、ちょっと失礼---あ。」
ディスプレイには------《遼》
高校以来の悪友。
専ら飲み仲間だな。
「もしもし?どうしたー?」
『よぉ。元気か?』
「元気かって・・・2日前に会わなかったか?」
『そうだったか?ほぼ毎日会ってるから一日会わねぇと変な感じだなー。』
「・・・・・その発言、恋人みたいで笑える。」
『なっ---そういうつもりじゃ---!』
「冗談だろそんなに焦るなよ。で?どした?」
『…いつも通り飲みの誘い。この前飲んだとこに来てんだ。どうせ今日も飲むだろ?お前も来いよ。』
「え、マジ?行く行く!じゃあ着いたら連絡するよ。」
『了解。』
嬉しい嬉しい飲みのお誘いでした。
(やったー。あいつ、今日も飲みに出てたか!)
一人で飲むより相手がいた方が断然楽しい。
これ、飲みの鉄則っすよね。
累「彼氏?」
「え?違う違う。飲み友達。」
累「今から飲みに出るのか?」
「あぁ。」
純「こんな時間から?…もう遅いし、危ないよ。」
(何をおっしゃる天宮純君。)
時間は23時を少し過ぎたところ。
私の夜はこれからだ。
それに---
「飲まないと眠れないんだよ。」
「「え?」」
はてなを浮かべる二人を背に部屋から出た。
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