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有「-------っ!は、ぁっ!!」
「ご、ごめん!」
こいつもしかして・・・
キスの最中に息が出来ないタイプ?
なんて不器用な・・・
男慣れしてないのは知ってるけど、そういうのって男を煽るぞ。
有「し、死ぬかと・・・・・思った!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぷっ。」
さっきまで我慢に理性にやばいやばいと思ってたのに
一瞬で気を削がれてしまった。
有「わ、笑うなバカ!」
「だってお前・・・・不器用にも程があるだろ。」
有「な、慣れてないんだ!仕方ねぇだろうが!!」
慣れてないって・・・
あの5レンジャーと一緒に住んでるのに?
ふーん・・・
あいつら、よっぽどこいつのこと大切に扱ってんだな。
それとも有希の不器用さがヤバいってことか?
有「どいつもこいつもぶちかましやがって!」
「・・・・・・・・・。」
なるほど、後者の方ね。
良く分かった。
(それはそれで・・・なんかムカつく。)
イラっとしたので、腹いせに、えい!と抱きしめてやった。
有「ちょ---こ、こら遼!!」
「抱きたい。」
有「な-------にゃにっ!?」
にゃにって・・・
「お前、色気ねぇなぁ・・・」
有「そそ、そんなもん持ってねぇ!」
「でも俺は、お前が欲しい。」
有「え!----ぇぇ、あ、あのっ、ぇと----!」
そんなに焦るなよ。
可愛い奴め。
「ふふっ・・・」
有「な、なんだよ!」
「いや別に。」
有「離れろーーー!」
「それはヤダ。」
こいつとの関係が、こらからすぐすぐに変わるとは思わない。
でもこれまでと違うのは、俺と有希は男と女で
こいつが俺のことを男として意識してくれてるのはちゃんと分かる。
今はそれで・・・・
満足してやるか。
(あ、ごめんなさい。上から目線。)
でももう少し・・・
このまま、体温を感じていたい。
「あったけー。」
有「そ、そうかっ!」
「声でけぇよ。」
有「元々だろ!」
「緊張してるくせに。」
有「うっ、うるせぇ!」
「好きだよ有希。お前は・・・・・必ず守る。」
そう。
それはこれまでも、これからも、変わらない。
有「・・・ありがと、遼。」
その後、なんとか自分を抑えた俺。
誰か偉いと言ってくれ。
「そろそろ戻るか。」
有「あぁ、寒くなってきたしな。」
「ん。」
もう少しイチャイチャハグハグしてたかったけど。
せっかく我慢したし、それにこれ以上有希を独り占めしたら5レンジャーにマジで殺られてしまうかもしれないので。
そろそろ会場に戻ろうと---
努力はした。
楓「やっと見つけた!!もう!いい加減にしてよぉ!」
「「す、すみませんでした。」」
2人して見事に迷子になりました。
俺は5レンジャーに圧力という暴力でぼこぼこにされた。
ダイイングメッセージは『黒バラ』がいいだろうか。
とりあえず有希は分かってくれるだろう。
累「心配させるなよ有希!」
有「ゴメンよ累たーん!」
真「遼、お前は帰ってから説教な。」
「え。俺、今日は自宅に帰ろうかと・・・・」
考「なんか言ったか?」
「・・・何も申してはおりませぬ。」
色々あったけど
とりあえず
ライブ成功、万歳。
----------------------ライブ・本番!(完)
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