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(えーと・・・)
どこをどう間違ったか・・・
どうやら自分が思い描いたように進んでくれなかったようであります。
---行っちゃうよ
そう言った後、不適に口角を上げた純君。
さっきまでの悩まし気な顔はどこに行った。
妙にすっきりした笑顔を向けられ計画失敗を悟る。
(よ、余計なことしちゃったか・・・?)
純君には素敵な恋をしてほしい。
そう思ってはいけなかったと?
いけなかったんですね?
そうなんですね?
(あ、あっ子様、計画失敗っす・・・)
どこを間違えたのか分かりませんがおかしなことになりました。
近いうちに再レクチャーをお願いします。
純「姫。」
「へっ!」
純「俺、諦め悪いから。覚悟しててね?」
(お、おいおいおいおい・・・)
いつもはあんなに爽やかな笑顔の純君が
妖くて妖艶な
色気たっぷりの男に見える。
「い、いやいやちょっと待て。やめとけって。私を追っかけてもつまんないぞ。」
純「つまんないかどうかは俺が決める。」
「それは-----そうっすね。」
純「そうだろ?」
「・・・・・。」
そうだけど
いやいやそうじゃなくて
純「とりあえず。今度の休みはこのワンピース着てデートしようね。」
「えっ!?」
純「もう決めたから。」
「えー・・・」
おいおい純君。
もしや君にもあの素質があるんじゃないっすか。
真樹や孝と同じ匂いが・・・
いや、ある意味あいつらより性質悪いかも。
純「楽しみだね。」
「そ、そうだよねー。」
お願いします。
誰か助けてー。
-----ショッピング(完)
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